世界フィギュアが開幕!リード組転倒で23位

[ 2010年3月23日 22:09 ]

アイスダンス規定で転倒するキャシー・リード、クリス・リード組

 フィギュアスケートの世界選手権は23日、イタリアのトリノで開幕し、アイスダンス規定で、母親が日本人の姉弟でバンクーバー冬季五輪日本代表のキャシー・リード、クリス・リード組(木下工務店ク東京)は転倒があって24・78点の23位と出遅れた。五輪金メダルのテッサ・バーチュー、スコット・モイヤー組(カナダ)が44・13点で首位に立った。リード組の妹のアリソン・リード、オタル・ジャパリゼ組(グルジア)は26・07点で22位。五輪銅メダリストの高橋大輔(関大大学院)が初優勝を目指す男子は24日に、五輪2位の浅田真央(中京大)と同優勝のキム・ヨナ(韓国)の再戦に注目が集まる女子は26日にショートプログラム(SP)を実施する。

 ワルツのリズムに乗って滑り出した演技序盤に、思わぬ展開が待っていた。アイスダンスのリード組は、姉のキャシーが刃を滑らせて転び、引っ張られるように弟のクリスも転倒。初の五輪でマークした得点に5点近くも及ばなかった。
 「こんな結果になって残念」と険しい表情のキャシー。女子の安藤や男子の織田とともにミラノで事前合宿をして乗り込んできたが、ピークを合わせた五輪後の大会とあって調整は難しかったと打ち明けた。
 日の丸を胸に臨んだ初の五輪は納得の演技で17位となり、クリスは「自分たちにもできるんだと分かった。自信を得た大会」と振り返っていた。この大会では過去2年連続でマークしている16位を上回る成績が期待されるが、厳しい滑り出しとなった。(共同)

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2010年3月23日のニュース