歴代最多キャップ 神鋼の元木が引退

[ 2010年3月4日 20:16 ]

 ラグビーの日本代表として歴代最多の79キャップを誇り、トップリーグの神戸製鋼に所属する元木由記雄選手(38)が今季限りで現役を引退することが4日、分かった。5日に神戸市内で行われる記者会見で正式に発表する。

 元木選手は豪快な縦への突破力、激しいタックルを持ち味とするセンターで、明治大時代の19歳で日本代表入りし、神戸製鋼の日本選手権7連覇に貢献。4年に1度開催されるワールドカップ(W杯)では1991年大会から4大会連続で日本代表に選出された。96年には日本代表主将に選ばれた。
 2003年に始まったトップリーグでは神戸製鋼を初代王者に導き、最優秀選手(MVP)に輝いたが、近年はアキレスけんの痛みなど慢性的な故障に悩まされ、今季のリーグ戦では6試合出場(先発は2試合)にとどまっていた。

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2010年3月4日のニュース