無難な上村に“地元びいき”の審判の目は…

[ 2010年1月22日 08:27 ]

女子で6位に終わった上村愛子

上村6位…未勝利のまま五輪本番へ/W杯モーグル

 【W杯モーグル第7戦】上村愛子は好調時のように両手を上げることはなく、ゴールへ。圧倒的な滑りでないことは分かっていたのだろう。6位という結果に「五輪前に挑戦できる最後の試合で、リラックスしてやってみようと思った。気持ちよく滑れた。それがよかったかな」と淡々とした様子で振り返った。
 第1エアのヘリコプターの着地がやや右に流れ、ターンへのつなぎが悪く中盤で加速できなかった。無難にまとめる地力は見せたが、地元の米国勢へ高得点を出す傾向の見られた審判員から好評価は得られなかった。
 勝つことで勢いと自信をつけていくタイプだ。開幕前に「W杯があまりよくなくて、五輪だけ優勝というのはないと思っている」と一つの目標を設定した。それをクリアできず、種目別順位はハイル、カーニーら北米勢に続く6位に甘んじる。
 帰国して調整に入る。五輪に向け短期間でどう修正していくのか。「今季が始まって、ずっと緊張して滑っている。あんまり緊張したりとか、気持ちを盛り上げすぎないで、のんびりやりたい」といったん気持ちをリセットする。
(共同)

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2010年1月22日のニュース