ピアソルが世界新!“自信満々”入江に勝つ

[ 2009年7月13日 06:00 ]

 競泳の全米選手権(インディアナポリス)は11日に最終日の競技を行い、男子二百メートル背泳ぎでアーロン・ピアソル(25)が1分53秒08をマークして優勝。1秒13差で2位に入ったライアン・ロクテ(24)の世界記録を0秒86更新した。ピアソルの世界新は百メートルに続いて今大会2度目。ただし世界記録として公認されていない入江陵介(19=近大)の日本記録からは0秒22遅れており「本当の世界記録ではないことは分かっている」と複雑な心境ものぞかせた。

 ローマでの世界選手権ではロクテと入江を含めた3人が真の王者を争うことになるが、ピアソルは「日本の少年(入江)が自分に勝つとは思えない」と自信満々。「今まで見た選手の中で最も美しい泳ぎをするし、将来性もある」と評価しながらも自身の“絶対優位”は譲らなかった。
 もっとも「Irie」という名前をきちんと言えないピアソルの入江に対するデータは不正確。「彼の身長は1メートル68で体重は自分より30ポンド(約14キロ)軽い」と語ったものの、実際は1メートル77で体重差は62ポンド(約28キロ)。本当の姿を悟られていないあたりに?入江には付け入るスキがありそうだ。

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2009年7月13日のニュース