北の湖に並んだ魁皇「まあどうでもいい」

寄り切りで琴奨菊を破り、北の湖に並ぶ通算９５１勝をマークした魁皇

　【大相撲名古屋場所２日目】数々の歴代記録の上位に名を連ねている３６歳の魁皇がまた一つ、偉大な先人に並んだ。琴奨菊を得意の左四つから力強く寄り切り、通算９５１勝とし、北の湖と並ぶ史上３位に浮上した。

　記録について「まあどうでもいい。長く取っているだけであって」と、いつものように無関心なコメント。ただその後で、「体が頑丈というのがあるからね」と珍しく誇らしげな口調だった。
　両方の太腿からひざにかけ、テーピングを巻いての土俵が続いている。この日で通算出場回数も単独史上８位に上がった魁皇は「ケガが多いけど、ある程度よくなっている」と前向きだった。