大山ズバズバ5連続!8バーディー!神がかり発進

[ 2008年11月15日 06:00 ]

15番、バーディーパットを決め笑顔でガッツポーズの大山志保

 女子ゴルフツアーの伊藤園レディース第1日は14日、千葉県長南町のグレートアイランド倶楽部(6594ヤード、パー72)で行われ、絶好のコンディションで好スコアが続出する中、大山志保(31=オンワード樫山)が5連続を含む8バーディー、ノーボギーの64で単独首位に立った。同じくノーボギーの服部真夕(20=INAX)が2打差の2位で、4アンダーの3位グループに横峯さくら(22=エプソン)、上田桃子(22=ソニー)ら4人。宮里藍(23=サントリー)は2アンダーで15位スタートとなった。

【伊藤園レディース
第1R成績


 グリーン上に人懐っこい笑顔が戻ってきた。大山が8バーディーの64。ギャラリーの拍手を浴びてスコア提出所に向かう足取りも軽い。「きょうはショット、パット、すべて良かったですね」と語る姿が賞金女王となった06年を思わせた。
 前半を2アンダーで折り返し、10番でも3メートルを沈めた。圧巻は12番からの5連続バーディー。5連続は過去にもマークしているが、64はツアー8年目での自己ベストでもあった。唯一のピンチは18番。ティーショットがフェアウエー右サイドの木の手前に落ち、木の右からフックでグリーンを狙った。ボールは木に当たったが、うまく転がってグリーンに乗り、パーでしのいだ。
 8バーディーのうち、OKにつけたのは8番だけ。7つは3、5、9メートルといった距離を沈めた。今季はパットに悩み、初優勝が10月のマスターズGC(スポニチ主催)と時間がかかった。この日の神懸かり的なパットは「特にストロークとかを変えてませんが、マスターズからパットが良くなった。気持ちの問題ですかね」と言う。
 賞金女王の次の目標、同時に「海外でプレーしたい」という理由で決めた米ツアー挑戦。今季の出場は今大会を含め2試合で、12月上旬にフロリダでの最終予選会に挑戦する。「米国へ向けていい状況にするため、少しでもランキングを上げて終わりたい」とケジメの2試合にするつもりだ。

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2008年11月15日のニュース