歴代3位46勝!不動爆発7差逆転V

[ 2008年10月20日 06:00 ]

 女子ゴルフツアーの富士通レディース最終日は19日、千葉県千葉市の東急セブンハンドレッドクラブ西コース(6588ヤード、パー72)で行われ、6バーディーの66で回った不動裕理(32=フリー)が通算13アンダーでプレーオフに持ち込み、5ホール目で三塚優子(24=フリー)を下し、7打差からの逆転優勝を飾った。今季4勝目で国内ツアー通算46勝目。大迫たつ子(56=フリー)を抜いて歴代単独3位となった。次週はスポニチ主催のマスターズGCレディース(兵庫・マスターズGC)に出場する。

【富士通レディース
最終R成績


 卓越したバンカーショットと好調なパッティングで23ホールの死闘を制した。プレーオフ5ホール目で三塚のパーパットが大きくオーバーした後、不動は約50センチのパーパットを沈めて通算46勝目。「最後はいっぱいいっぱい。きょうは大事なパーパットが入ってくれた」。心地よい疲労を感じながら笑顔で話した。
 カギは18番パー4だった。6バーディーを奪い、通算13アンダーで三塚と並んで最終ホールを迎えた。第2打をあごの高さが1メートル以上もあるグリーン左のバンカーに打ち込んだが、絶妙のショットでグリーンに乗せ、5メートルのパーパットを沈めてプレーオフにつなげた。
 同じ18番を使ったプレーオフ3ホール目でも同じバンカーから脱出。約5メートルのパーパットをねじ込んだ。「まさか入るとは」と「アリ地獄みたいなバンカー」を警戒していたが「あのバンカーは今週、何度も練習した」と準備も怠らず、三塚にプレッシャーをかけた。
 今季4勝中、プレーオフで3勝と勝負強さは随一。前半戦こそ不調だったが、パットの復調とともに賞金ランクも6位に浮上した。次週はマスターズGCレディース。シーズンが佳境に入る中、「調子が上がってきたので、今のうちにまた勝ちたい」と意欲を見せた。

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2008年10月20日のニュース