遼くん“ドライバーで闘って良かった”

[ 2008年10月20日 06:00 ]

14番、バンカーショットを放つ石川

 男子ゴルフツアーの第73回日本オープン最終日は19日、福岡県古賀市の古賀ゴルフクラブ(6797ヤード、パー71)で行われ、石川遼(17=パナソニック)が、この日のベストスコアタイの69で回り単独2位に入った。10代プロでは73年のツアー制施行後史上最高となる賞金2200万円を獲得。今季獲得賞金も10代史上最高の3931万円に伸ばし、賞金ランクも43位から19位にアップ。06年のドンファン(韓国)の19歳を超える、史上最年少シード選手が確実となった。

 【日本オープン・石川遼に聞く】
 ――最終日を振り返って。
 「1番から自分のゴルフ、リズムに集中していこうと。8、9、10番でフィニッシュが乱れてリズムが崩れかかったが、何とかしのげたので11番から立ち直れました」
 ――パットが良かった?
 「パターが入ってくれて助かりました。きのうあれだけ入ってくれたので、きょうは入らないかなと思っていた。入ってくれて楽しかった」
 ――4日間を終えて。
 「ドライバーで行って良かったな、と。ドライバーは精度を上げるため、ある期間徹底的に練習してきました。ただこんなに早く成績がついてくるとは。練習場でできてもコースでは(いいスイングやリズムは)なかなかできない。できたのが不思議。自分でも上達したなと感じました」
 ――優勝できませんでしたね。
 「遠いですね。片山さんとは4打差だったけど、明らかにそれ以上の差があった。片山さんは“このコースは運だけでは勝てない”とおっしゃっていましたが、それを証明されたのが凄い。その片山さんのすぐ下にいるのは光栄です」
 ――追いつくにはどうすればいいと。
 「片山さんは(ゴルフの)太い芯を持たれていて崩れない。でも僕は芯を作っている途中。比べるのも失礼。それくらい差があります」
 ――20歳でのマスターズ出場の夢は近づいた?
 「遠いですね。でも17歳のゴルファーの中では僕が一番近いと思っています」

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2008年10月20日のニュース