天が味方?遼くん 3日目もプレーできる

[ 2008年9月27日 06:00 ]

11番、バーディーパットを外し悔しがる石川遼

 男子ゴルフツアーのパナソニック・オープン第2日は26日、大阪府茨木市の茨木カンツリー倶楽部西コース(7040ヤード、パー70)で行われたが、雷雨による2時間35分の中断があり、日没サスペンデッドで52選手が第2ラウンドを完了できなかった。初日122位と出遅れたホストプロの石川遼(17=パナソニック)は12ホールを終え、2バーディー、1ダブルボギーで通算6オーバーの暫定114位。予選通過は絶望的だが、3日目もプレーできることになった。16ホールを終えて通算9アンダーの横尾要(36=EH)が暫定単独首位。

【第2R成績 Go!アスリート石川遼】

 素直には喜べない。通算6オーバーは2日目を終えた時点でのカットライン、1アンダーに7打も及ばない。予選落ちは確実だが、雷による中断で3日目もプレーできる権利を得た。「朝早いから(ギャラリーが来るか)分からないけれど、最終ホールは気持ちよく上がりたい」。石川は照れくさそうだった。

 76を叩いた初日から一転、最高のスタートを切った。1番パー4でティーショットを右に曲げながら2・5メートルにつけてバーディー。2番パー5でもティーショットを再び右に曲げたが、4・5メートルのバーディーパットを沈めてガッツポーズ。だが、4番パー4でティーショットを松林の裏へ打ち込み3パットのダブルボギー。「想定外。狙って取れたバーディーが続いたのに、流れを止めてしまった」と悔やんだ。

 残り6ホールですべてバーディーを取るぐらいでないと予選通過は難しい。それでも、人気者の石川がギャラリーの多い週末にプレーすれば、スポンサーやテレビ局は喜ぶ。石川自身、全米オープン覇者のカブレラと、もう1日一緒にプレーできるのは貴重な経験となるはずだ。

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2008年9月27日のニュース