錦織　初戦は格下選手と／ＡＩＧオープン

テニスのＡＩＧジャパン・オープンの組み合わせ抽選を終え、自分の名前を指す錦織圭

　テニスのＡＩＧジャパン・オープン（２９日開幕・東京有明テニスの森公園）のシングルスの組み合わせ抽選が２７日行われ、男子で全米オープンベスト１６の世界ランキング８５位、錦織圭（ソニー）は同１０２位のロバート・ケンドリック（米国）と１回戦で対戦することになった。

　女子の杉山愛（ワコール）は左の骨盤周囲の筋肉を痛めたため欠場すると発表した。１２年ぶりにツアーのシングルスを戦う世界ランク２３０位のクルム伊達公子（エステティックＴＢＣ）は初戦で、３７位の強敵シャハー・ピアー（イスラエル）に挑む。
　森田あゆみ（キヤノン）は北京五輪で勝ったマリーナ・エラコビッチ（ニュージーランド）と、中村藍子（ニッケ）はマルタ・ドマホフスカ（ポーランド）と１回戦。

　≪「知っている選手」と錦織≫抽選に立ち会った錦織は初戦の相手がケンドリックに決まると、表情は変えずにうんうんとうなずいた。「知っている選手。ビッグサーバーで、このコートに合っている」と印象を語った。
　初出場の昨年は１回戦敗退。「去年の悔しい思い出がある。ぜひ１回戦は勝ちたいし、もちろん優勝目指して頑張りたい」と意気込んだ。
　勝ち上がれば２回戦で第１６シードのガルシアロペス（スペイン）、３回戦では昨年準優勝のガスケ（フランス）との対戦が濃厚だ。抽選の途中で何度もあくびをした錦織。時差ぼけも敵になりそうだ。