朝青龍も「え、本当?」力士がさまざまな反応

[ 2008年9月2日 23:28 ]

 元幕内若ノ鵬の逮捕、解雇を受け、力士会の冒頭、北の湖理事長が「いろんな事件に巻き込まれてはいけない。各自、責任のある行動を取るように」と異例の通達をした。その後、突然行われた尿検査に、力士はさまざまな反応を見せた。

 露鵬、白露山を除くとただ1人のロシア出身関取となる十両の阿覧は「検査は大丈夫だった」と笑みをこぼした。ただ、露鵬について尋ねられると「まだ(検査場所の)中にいる」と答えると、報道陣をさえぎるようにして国技館を後にした。

 横綱朝青龍は「大丈夫。問題ない」と自らの結果を説明したが、露鵬が検査場に残っていると聞かされると「え、本当?」と絶句した。人気者の幕内高見盛は「自分の疑いが晴れてよかった」と、冗談交じりに話した。

 ≪朝青龍 想定問答打ち合わせ≫日本相撲協会と力士らが、八百長疑惑記事を掲載した週刊誌の発行元などに名誉棄損で損害賠償などを求めた訴訟で、10月3日に東京地裁に出廷する横綱朝青龍が2日、相撲協会側の吉川精一弁護士と想定問答などの打ち合わせを行った。
 打ち合わせは1時間以上に及び、朝青龍は「ノーコメント」。吉川弁護士は「相手側がどういうことを聞いてくるかとか、法廷のことなどを詳しく教えた」と説明した。10月16日に出廷予定の北の湖理事長(元横綱)との打ち合わせは、既に終了したという。

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2008年9月2日のニュース