錦織 86年ぶりの8強進出はならず

[ 2008年9月2日 09:20 ]

男子シングルス4回戦に登場した錦織圭

 テニスの四大大会最終戦、全米オープンは1日、ニューヨークで行われ、男子シングルス4回戦でノーシードの18歳の錦織圭(ソニー)は19歳で第17シードのフアンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン)に3―6、4―6、3―6のストレートで敗れ、日本男子として前身の全米選手権を含め、1922年の清水善造以来86年ぶりのベスト8進出はならなかった。

 昨年10月にプロ転向した錦織は、ことし2月にツアー初優勝。ウィンブルドン選手権で四大大会に初出場し、今大会が2大会目で快進撃を続けていた。
 第1セットは3―0とリードした後に6ゲームを連続で失って落とした。その後は得意のはずのストローク戦で押し込まれ、一度もゲームをリードできない完敗だった。

 ▼錦織圭の話 体より頭が疲れていて、試合に入っていけなかった。最初にリードしてから消極的になり、守るだけになってしまった。もちろん今は悔しいが、ベスト16に入れたうれしさもある。
 ▼盛田正明・日本テニス協会会長の話 初めての全米で、ここまでできたのは素晴らしい。地元のファンからも応援を受ける、勝っても負けてもエキサイティングな選手だった。日本にも、こういう選手がどんどん増えてほしい。(共同)

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2008年9月2日のニュース