北の湖理事長の尋問申請 八百長報道訴訟

[ 2008年7月8日 06:00 ]

 日本相撲協会と北の湖理事長(元横綱)が八百長疑惑を報じた週刊現代の発行元を相手に起こした民事訴訟の口頭弁論が7日、東京地裁で行われた。今回の訴訟は昨年の名古屋場所の朝青龍と白鵬の一番に理事長が関与したとの記事に対するもので、原告側は理事長の本人尋問を申請した。理事長は現役時代に故二子山親方(元大関・貴ノ花)との一番で八百長にかかわったと報じた記事に対する訴訟でも証言台に立つ予定。同訴訟では故二子山親方夫人の藤田憲子さんが被告側の証人申請を認められながら出廷を否定。これについて被告側の喜田村洋一弁護士は「申請は取り下げていない。裁判所が認めたことだから。(出廷は)国民の義務でしょう」と語った。原告側の吉川精一弁護士によれば出廷しなくても罰則はないという。

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2008年7月8日のニュース