中村が全体トップで決勝へ

[ 2008年4月16日 19:56 ]

 北京五輪代表選考会を兼ねた競泳の日本選手権第2日は16日、東京辰巳国際水泳場で3種目の決勝などを行い、女子百メートル背泳ぎ準決勝で中村礼子(東京SC)が午前の予選で出した59秒96の日本記録には及ばなかったが、1分0秒05の全体トップで17日の決勝に進んだ。2番手の酒井志穂(BSS古賀)は1分0秒63で自己の高校記録を更新した。同百メートル平泳ぎ準決勝は田村菜々香(東海大)が、1分7秒58の好記録で1位通過した。

【Go!アスリート 中村礼子


 女子百メートル背泳ぎ準決勝は、午前の予選で59秒96の日本新を出した中村にさらなる記録更新の期待が懸かった。しかし、予選より0秒09遅い1分0秒05だった。
 「もう一回59秒台を出したかった。ちょっと悔しい。力みが出てしまった」と日本の第一人者は振り返った。前半50メートルで日本記録のラップより0秒04遅れた。後半は隣のコースで高校新記録を出した酒井に追い上げられ、泳ぎが硬くなった。決勝でも酒井の挑戦を受けるが「落ち着いてレースをすればもっと記録が出る」と、25歳のベテランは気を引き締めた。

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2008年4月16日のニュース