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高市早苗新首相誕生 語録で振り返る道のり「働いて、働いて…」「かわいそうな高市早苗」

[ 2025年10月21日 14:29 ]


 石破茂首相の辞任に伴い、新首相を決める首相指名選挙が21日、衆参両院本会議で行われ、自民党総裁の高市早苗氏(64)が第104代首相に選出された。女性首相は日本の憲政史上初めて。

 衆院では高市氏が237票で、1回目で過半数(233票)を超える票数を得た。参院は124票の過半数に1票足りない123票で、立憲民主党の野田佳彦代表(44票)との決選投票に。決選投票では、125票で過半数を獲得。48票の野田氏を退けた。47票が無効、28票が白票だった。

 メタリックブルーのスーツ姿の高市氏は、選出決定の瞬間に立ち上がり、引き締まった表情で頭を下げた。

 今月4日の党総裁選で新総裁に選出されてから、公明党の連立離脱、日本維新の会との連立交渉など、紆余曲折を経て17日目での新総裁誕生。これまでの発言を時系列で追った。

 ◇9月19日 会見を開き、総裁選への出馬を正式表明。出身地・奈良の奈良公園でシカが暴行されているとし、「外国から観光に来て、日本人が大切にしているものをわざと痛めつけようとする人がいるとすれば、何かが行きすぎている。そう思われませんか?」と訴える。

 ◇同27日 実業家ひろゆき氏がMCを務めるネット討論会に出席。「日本をどのような国にしていきたいか」と英語で問われ、「Japan is back(日本は復活する)」と答える。また、小泉進次郎陣営によるステマ投稿問題で、自身への批判とも取れる投稿例があったことを問われると、小泉氏と向かい合いながら「見つめ合ってどうする…」とかわした。

 ◇10月4日 総裁選で小泉進次郎氏との決選投票を制し、自民結党70年で初の女性総裁が誕生。演説では「全員に馬車馬のように働いてもらう。私自身もワークライフバランスという言葉を捨てる。働いて、働いて、働いて、働いて、働いて参ります」と意気込む。

 ◇同7日 トランプ米大統領がSNSで「日本が初の女性首相を選んだ。偉大なる勇気と力を持った、高く尊敬される人物だ」と祝福したことに、Xで「トランプ氏のアカウントからかくも温かい祝福の言葉をいただき、とてもうれしく思います」などと感謝の意を示す。

 ◇同9日 テレビ東京系「WBS」にリモート出演。昨年の総裁戦で、金融政策について「金利を今上げるのはアホや」と発言したことをキャスターからいじられまくる。「去年のアホやのところだけ言うのはやめてくれませんやろか?」と笑顔で返答。

 ◇同10日 公明党との会談後、連立解消を告げられたことを記者団に説明。「一方的に連立政権からの離脱を伝えられた」などと憤りを口にした。公明の斉藤鉄夫代表は後日、反論。

 ◇同12日 自身のX(旧ツイッター)に長文投稿し、党執行部人事の選出方針を変更したことを説明。「今回は、『先ずは党内人事をやって頂いた上で、内閣で起用する人は党から引き抜く』という前提を早々に党役員に伝えましたので(少数与党ですから、仮に総理になれたら…ですが)、スピード感があります」と、悲壮感をにじませながらつづった。

 ◇同14日 自民党の両院議員総会で、所属議員らに公明の離脱について説明。「総理になれないかもしれない女と言われている、かわいそうな高市早苗でございます」と自虐も飛び出す。一方で、その後の講演では「絶対首相になってやる」と強い意志も口に。

 ◇同16日 参政党の神谷宗幣代表と会談、首相指名選挙での協力を要請。「参政党とは政策が近い」などと親和性をアピールした。

 ◇同20日 日本維新の会の吉村洋文代表、藤田文武共同代表と調印式に臨み、連立合意文書にサイン。維新に対し「共に政策に責任を担い、力を合わせていくパートナー」と、新たな協力体制に対する思いを口に。

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