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なでしこ 米国に競り勝つ 通算43度目の対戦で3度目 監督退任後初勝利 DF熊谷「自信にしたい」

[ 2026年4月16日 04:41 ]

国際親善試合   日本1―0米国 ( 2026年4月14日    米シアトル )

前半、ゴールを決め笑顔の浜野(AP)
Photo By AP

 FIFAランキング5位の女子日本代表「なでしこジャパン」は14日、米シアトルで同2位の米国代表との国際親善試合3連戦の第2戦に臨み、1―0で競り勝った。前半27分にMF浜野まいか(21)が決勝ゴールを挙げた。日本の米国撃破は通算43度目の対戦で3度目。狩野倫久監督代行(49)の下で、ニルス・ニールセン前監督(54)の退任後の初勝利を挙げた。

 なでしこが再出発の1勝を刻んだ。W杯優勝4度の米国に勝利するのは12年3月アルガルベ杯、昨年2月シービリーブス杯に続く3度目。ベテランDF熊谷は「勝ちに行くというテーマがあった中、米国の地で再び勝てたことは自信にしたい」と胸を張った。

 再現性のある勝利だった。1―2で敗れた第1戦から先発9人を入れ替え、前線からのプレスが機能。前半27分に中盤でボールを奪うと、浜野がゴール右から左足でニアを打ち抜いて先制した。後半は次々と主力を投入した米国の反撃を受けたが、GK大熊を中心に守備陣が体を張ってリードを死守。3万6000人の観衆が埋め尽くした敵地の圧にも動じず、終盤は3バックを敷いて逃げ切った。

 2大会ぶりに優勝した先月のアジア杯後、ニルス・ニールセン前監督が退任。事実上の解任に激震が走ったが、来年6月開幕のW杯へ立ち止まる時間はなかった。チームを引き継いだ狩野監督代行は「なでしこの普遍的な目標は世界一奪還。そこは変わることはない」と強調。攻守で主導権を握るスタイルを掲げた前体制のベースを継承しつつ、個々のレベルアップに目を向けた。

 「1戦目から短い時間で準備し、実践できた素晴らしい選手の取り組みに感謝したい。1勝1敗で3戦目を迎えられることは大きい」と狩野監督代行。米国の本気度も上がる17日の第3戦は、真価が問われる90分間となる。

 ○…女子日本代表チームは会場入りの際、隣接する大リーグのマリナーズの本拠地Tモバイル・パークの前を通過した。同球団で活躍したイチローさんの銅像がバスの車内から見えたそうで、狩野監督代行は「目が合った。味方してくれたと思う」と笑った。10日に除幕式が行われたばかりで、DF南も「見えた。格好よかった」と興奮気味に語った。

 

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