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新潟 9カ月ぶりのホーム白星ならず PK戦に持ち込む意地見せる

[ 2026年3月8日 04:30 ]

<新潟・高知>後半、CKのこぼれ球からシュートを決める新潟・新井
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 「明治安田J2・J3百年構想リーグ」の第5節が7日行われ、「WEST―A」のアルビレックス新潟はホーム開幕の高知戦に臨み、PK戦の末に敗れた。0―2で迎えた後半にMF新井泰貴(28)とFWマテウス・モラエス(25)のゴールで追いついたが、今大会でチーム初となったPK戦は3―4で敗れた。勝ち点1は加わって順位は暫定2位。次節は14日で、敵地で奈良と対戦する。

 俺たちはこんな試合を見に来たんじゃない。0―2で前半を終えると、ホーム開幕戦に足を運んだサポーターから大ブーイングを浴びた。チャンスらしいチャンスをつくれないまま、前半はまさかのシュート0本。2万454人の大観衆の前で、後半に奮起した。

 慣れない左サイドバックに入った新井が気持ちを結果につなげた。19分、CKのこぼれ球を「打つという選択肢しかなかった」と左足を振り抜き今季初得点。反撃ののろしを上げると、43分には相手のスローインからのボールをカットし、小野からのパスを受けて柔らかいクロスをモラエスの頭に合わせて同点ゴールをアシストした。

 緊急での出場だった。左サイドバックの佐藤、加藤が体調不良で練習に参加できず、サイドバックができる森璃、早川も負傷離脱。本来はボランチの新井に白羽の矢が立った。「プロでサイドバックで先発したのは初めて。周りの選手に助けてもらった」と前半はポジショニングなどにも苦戦したが、後半は積極的に前線に絡み、起用に応えた。

 今大会でチーム初のPK戦は3―4で敗戦。5人目に失敗したモラエスは「諦めない姿勢は素晴らしかった。だからこそPKで勝ちたかった」と悔しがったが、これまでの4試合とは違って後半に失速することなく盛り返せたのは大きな収穫だ。開幕から敵地での4試合を3勝1敗で乗り越え、ホーム初采配となった船越優蔵監督も「最後、得点できたのもサポーターの力があってのこと」とホームの力を実感した。

 J1だった昨年6月15日の横浜M戦以来、9カ月ぶりとなるホームでの勝利はならなかったが、新井は「次の試合で勝ち点3を取ることに、この(PK負けによる)勝ち点1をつなげたい」と誓う。昇降格がない特別大会。勝つことに執着し、チームを前進させる。(西巻 賢介)

 ○…試合前にクラブスポンサーのNTTドコモから、サポーターの写真でつくったエンブレムのモザイクアートと応援金約340万円がクラブに贈呈された。同社が応援を形にしようと昨年から取り組んできたもので、モザイクアートはスタジアムに飾られ、応援金はクラブ強化費に充てられる。贈呈式に参加したGK田代は「感謝しかない。結果で返したい」と表情を引き締めていた。

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