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磐田ドローで“終戦”1年でのJ1復帰ならず… 守護神・川島永嗣「本当に申し訳ない」

[ 2025年12月7日 18:51 ]

<徳島・磐田>J1昇格を逃し、うなだれる磐田イレブン
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 磐田の1年でのJ1復帰はならなかった。5位で進出した来季J1昇格プレーオフ(PO)準決勝・アウェー徳島戦はFW佐藤凌我(26)のゴールで先制も、追いつかれて1―1のドロー。規定により、90分間で同点の場合はリーグ戦上位の4位・徳島が勝ち上がりとなるため、敗退が決まった。リーグ戦終盤から粘りを見せたが、秋春制に移行する来季もJ2を舞台に戦うことになった。

 提示されたアディショナルタイム8分は既に超えていた。1―1の後半55分、敵陣でのFK。元日本代表GK川島永嗣(42)も攻撃に参加し勝ち越しを狙ったが、最後の望みを懸けたクロスが相手DFにはじかれ、無情のホイッスルが鳴った。「本当に申し訳ない」。悔いがにじむ川島の言葉とともに、磐田の今季の幕が下りた。

 決勝進出には勝利が絶対条件の中、前半24分に佐藤が決めて先制。リードを保って終盤に差しかかったが後半37分、クロスから痛恨の失点。以降は相手ペナルティーエリア内に何度もボールを送り続けるが、ゴールが遠かった。佐藤は「必要なのは勝利だったので」と個人の結果を喜ぶことなく視線を落とした。

 1年でのJ1復帰を目指して臨んだ今季はジョン・ハッチンソン監督(45)を迎えて始動。攻守に積極性のある“アクション・フットボール”を掲げてJ2制覇と昇格を目指した。ただ序盤から安定感を欠く戦いが続くと、10月に指揮官を交代。後任の安間貴義監督(56)は就任後の7試合を5勝1分け1敗と立て直し、圏外からPO出場へとチームを導いたが、クラブとしては当初の目標は何一つ果たせないまま終戦を迎えた。

 試合後、徳島に駆けつけたサポーターは強化を担うフロントの責任を追及。対応した藤田俊哉スポーツダイレクター(54)は「期待に応えられず申し訳なかった」と頭を下げるしかなかった。秋春制移行元年もJ2を戦うことになったかつての「名門」。“復活”のときは来るのか、真価と覚悟の問われる来季となる。

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