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横浜Mに15歳アタッカー来季新加入 U―15日本代表三井寺眞 J20クラブ以上が争奪戦繰り広げる

[ 2025年12月1日 23:30 ]

J20クラブ以上の争奪戦の末、横浜F・マリノス入りする三井寺眞(フォーリクラッセ仙台公式インスタグラムから)

 J1残留を決めた横浜F・マリノスに15歳の有望株アタッカーが来季新加入することが1日までに分かった。U―15東北みちのくリーグ1部FCフォーリクラッセ仙台に所属しているU―15日本代表MF三井寺眞(みいでら・しん)で、J20クラブ以上が争奪戦を繰り広げた。複数の関係者によると、16歳になる来年4月以降のプロ契約を見据えての加入になるという。東北の街クラブから世界へ羽ばたいたC大阪の元日本代表MF香川真司と同じ道を歩んでいく。

 日本サッカー界の未来を担う天才中学生が、注目の進路でついに決断を下した。複数の関係者によると、現在中学3年生の三井寺を巡ってはJリーグ20チーム以上が熾烈(しれつ)な争奪戦を繰り広げた中、悩み抜いた末、熱烈なラブコールを送った横浜M入りを決断。16歳でプロ契約が可能となるため、まずはアカデミーからスタートする方針で、来年4月2日の16歳の誕生日以降のプロ契約を見据えて既に仮契約を済ませたという。

 攻撃的ポジションを複数こなすレフティーは抜群の得点感覚が最大の魅力だ。青森山田中など強豪が集い、東北地方のU―15リーグでは最上位カテゴリーとされる東北みちのくリーグ1部で今季18試合出場26得点を誇る。得点ランキングでは2位に12ゴール差をつける圧倒的数字で得点王に輝いた。

 5月にはU―15日本代表としてクロアチア遠征に招集され、ギリシャ戦でハットトリックを達成。翌6月には高校年代のU―16日本代表に追加招集で“飛び級”選出され、コートジボワール戦とフランス戦で得点を挙げ、各クラブのスカウト陣が熱視線を送って注目を集めた。フランス戦では相手4人に囲まれながらも隙を突いてパスを送るなど足元の技術や打開力も兼ね備えている。

 1メートル72のサイズ、切れのある動きは元日本代表の香川真司をほうふつさせ、東北の街クラブからプロ入りする道もFCみやぎバルセロナからC大阪へ進んだ香川と重なる。当時、香川は高校2年で街クラブから高校卒業を待たずにプロ入りを果たし、マンチェスターUなど海外クラブでも活躍した。三菱養和ユースからG大阪入りした日本代表MF中村敬斗(Sランス)も街クラブからプロ入りした代表例。三井寺も将来的な日本代表での活躍に期待がかかる。

 出身地の青森から親元を離れ、フォーリクラッセ仙台では寮生活をしながら鍛錬を積んでおり、プロ入り後の適応力も問題ない。横浜M加入後は通信制高校に入学する方針で、プロ生活に集中できる環境を整えていく。街クラブで育った将来性豊かなミライモンスターが“オリジナル10”の名門でプロへの第一歩をスタートさせる。

 ◇三井寺 眞(みいでら・しん)2010年(平22)4月2日生まれ、青森出身の15歳。小学生時代は青森・AC弘前に所属し、中学から宮城・フォーリクラッセ仙台に加入。世代別日本代表の選出歴はU―15、U―16。ポジションはMF。1メートル72、63キロ。左利き。

 ▽FCフォーリクラッセ仙台 V川崎(現東京V)や仙台などでプレーした財前宣之氏がジュニアユース(U―15)クラブとして19年に宮城県に設立。今季は東北みちのくリーグ1部で2位。クラブ名「FUORICLASSE」(フォーリクラッセ)には、イタリア語で別格や格別という意味があり、特別な選手を輩出していきたいという思いが込められている。全国各地から選手を受け入れており、各選手一部屋の寮を完備。食事も栄養バランスの取れたメニューを提供し、在住の寮長が学校生活もサポートしている。

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