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18試合ぶり白星目指す新潟 MF白井は古巣・柏戦に闘志「必ず勝つことだけを考えてプレーしたい」

[ 2025年11月30日 05:00 ]

古巣との一戦で勝利を誓う白井
Photo By スポニチ

 4勝11分け21敗の最下位で既にJ2降格が決まっているアルビレックス新潟は30日にホームで柏と対戦する。29日は新潟・聖籠町のアルビレッジで最終調整を行った。7月に柏から完全移籍したMF白井永地(30)にとっては初となる古巣戦。優勝の可能性を残している相手は一戦必勝で来るが、今季のホーム最終戦を白星で飾るために並々ならぬ闘志を燃やしている。

 柏戦に向けた最後の練習では、笑顔も多く見られた白井。しかし、会見で古巣との対戦に話が及ぶと表情が一変した。眼光鋭く、勝利への思いを語った。

 「ここで負けてしまったら、自分が考えて(移籍を)決断したことも“負け”になる。必ず勝つことだけを考えてプレーしたい」

 柏の下部組織から水戸に加入し、J2で長く過ごした。初めてのJ1挑戦は29歳になる昨季。移籍1年目の柏で主力を担い、37試合に出場して残留に貢献した。ただ、監督が交代した今季は控えに回り、2度あった先発も前半で交代。上位争いを続けるチームとは裏腹に、個人では悔しい日々を送った。

 新潟に移籍した理由は「残留するための力になりたいし、僕自身も自分の価値を証明できる」と思ったから。加入後、全13試合にボランチで先発して2得点と、苦境が続くチームの中で存在は示している。ただ、その13試合は4分け9敗。目標としていた残留は成し遂げることができなかった。

 白井は「覚悟を持って来た中で柏は(現在)2位。僕たちは降格が決定した。本当にいろいろと感じることがあるけど、受け止めないといけない」と言う。古巣の躍進も、新潟を救えなかったことも全てのみ込み、迎えるホーム最終戦。17試合も勝利から遠ざかる(4分け13敗)状況でサポーターに勝利を届けるため、胸の内に渦巻く感情を「ぶつけたい」とパワーに変える。

 もう一つの大きなモチベーションは功労者たちへの思いだ。今季限りで契約満了が発表された堀米主将、千葉、高木は「彼らがいなければここまでの新潟はない」と尊敬する存在。この日に契約満了が発表された岡本も含め「僕たちができるのは、背負ってきた選手のためにも必ず勝つこと」と誓う。柏と同様、新潟にも勝たなければいけない理由がある。(西巻 賢介)

 《柏は首位・鹿島と勝ち点1差》柏は19勝12分け5敗で勝ち点69の2位で、首位の鹿島を勝ち点差1で追う。アシスト数はリーグ1位。平均ボール保持率は59・5%で、2位の新潟に5・4ポイント差をつけて1位。パスをつなぐだけでなく、相手から攻撃権を奪う「ボールゲイン」からのシュート数も1位と、切り替え早く攻めるのも特長。無失点もリーグ最多の18試合と隙がない。

 《DF岡本が契約満了》DF岡本将成(25)と今季をもって契約満了とすることが発表された。富山県出身で新潟U―15、同U―18を経て19年にトップチームに昇格。鹿児島などへの期限付き移籍を経て、今季に復帰したが、故障にも苦しみ、ここまでリーグ戦出場はない。クラブを通じ「13歳の時からお世話になってきたチームを離れることになりました。ここで学んだものは、これからの僕の人生の軸になり続けます」とコメントした。

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