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チームと同じように苦戦し続けたが…新潟・シルヴェイラ 残り4試合に全てを懸ける

[ 2025年10月25日 04:30 ]

残り4試合で爆発が期待される新潟・シルヴェイラ
Photo By スポニチ

 4勝10分け20敗の最下位でJ1残留が絶望的な新潟。リーグ開幕から低空飛行を続けているチームと同じように苦戦し続けてきたのが、今季加入したMFミゲル・シルヴェイラ(22)だ。チームの不調もあって新潟のサッカーへの適応に時間がかかったが、前節の東京V戦に出場して手応えをつかんだ。残り4試合、真価を発揮してみせる。

 リーグ戦では前節の東京V戦が実に20試合ぶりの出場。わずか8分間のプレーだったがシルヴェイラは「長い期間、プレーしていなかったけれど、感覚はよかった」と好感触に表情を緩ませる。

 16歳でブラジルの名門のフルミネンセでトップチームデビューした期待の22歳も、日本や新潟のサッカーに慣れるのは簡単ではなかった。キャンプから意表を突くスルーパスやシュートなど個人技では目を見張るものがあった。しかし、組織的な守備や強度に苦戦した。

 チーム状況にも左右された。6月には樹森大介監督が解任され、コーチから昇格した入江徹監督に。7月以降は選手の入れ替わりも激しくなった。チームとしての戦術も不安定に。周囲との連係で力を発揮するシルヴェイラには難しい状況が続いた。特に「試合に出ると自分のプレー、仲間のプレーの理解が深まっていく」と実戦の中で関係を構築していくタイプなだけに、出場機会を得られなかったことが、試合からさらに遠ざかる一つの要因になった。

 「フラストレーションはいろいろな意味で感じていた」。試合に出場できないだけでなく、チームが勝てないことも、悔しさに拍車をかけた。「自分に何かができる、という思いがあったのに、それでも(試合のメンバーに)選ばれず、悔しい気持ちになっていった」と振り返る。

 それでも適応しようとやり続けた。夏ごろからプレス強度も上がり、練習では前線でボールを奪う機会が増えた。攻撃面でも運動量が増えてパスを受ける側にもなり、仲間から「ミゲル、ナイス!」という声が増えた。

 残り4試合あるが、25日に試合がある横浜M、横浜FCの結果次第でJ2降格が決まってしまう。それでもシルヴェイラは下は向かない。「ピッチにいる間に成長していく。試合でしか理解できないつながりが生まれてくるので、その経験を積んでいかないといけない」。出場時間を増やし、15試合勝ちなし(3分け12敗)の苦境から脱してサポーターを喜ばせたい一心だ。(西巻 賢介)

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