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J1残留に赤信号がともる最下位・新潟 応援してくれるサポーターのために12試合ぶりの勝利を目指す

[ 2025年9月23日 04:00 ]

練習前に円陣を組んで入江監督の話を聞く選手たち
Photo By スポニチ

 4勝8分け18敗で最下位に沈む新潟は23日にホームで明治安田J1リーグ第31節の名古屋戦に臨む。22日は聖籠町のアルビレッジで最終調整を行った。前節に残留を争う横浜FCとの直接対決に敗れて4連敗。ここ11試合は1分け10敗という惨状で残留に赤信号がともっているが、選手らは応援してくれるサポーターのために12試合ぶりの勝利を目指す。

 中2日で迎える名古屋戦。選手らは軽めのメニューとなった最終調整を終えた。高木は前節の横浜FC戦後に直接受け取ったサポーターからの率直な声に応えるべく「みんなで走って、戦う。泥くさく戦うのがアルビレックス。そういうところを自分が伝えて、プレーでやらないといけない」と決意を示した。

 残り試合が減っている中、絶対に勝利が必要だった前節の横浜FC戦は0―1で敗戦。敵地ながら詰めかけた約3500人のサポーターから大ブーイングを浴びた。3試合連続無得点で4連敗となり、11試合勝ちなし。浮上の兆しすらない。サポーターの我慢も、限界だった。

 一部のサポーターはフェンスを挟み、あいさつに並んだ選手たちに「俺たちは移籍できない。新潟しかない」、「チームがバラバラになっているんじゃないのか?」などと思いの丈をぶつけた。最前列で、その言葉を聞いた堀米主将は、その後の報道対応で「(名古屋戦は)ゴール裏の声を聞いて、一人一人が理解した上で臨むべき試合。残り8試合のうちの1試合ではない」と語気を強めていた。

 18年に加入した高木は「形や結果、どう(相手守備を)崩すかではなく、自分が来た時の新潟は泥くさく戦っていた」と言い、それこそが「一つになって戦う」ことをサポーターに表現する最大の手段と強調する。藤原は「僕たちも一試合、一試合、戦っている。その気持ちを届けられる試合を次はできれば」と誓い、谷口も「勝つしかない。スタッフも含めて全員が新潟を代表して戦わないといけない」と力を込める。

 残り8試合で残留圏内の17位・横浜Mとの勝ち点差は8。もうJ2降格の危険水域にいる。トーナメント戦のように、勝利だけを目指して戦うしかない状況に追い込まれている。名古屋戦には約2万人のサポーターが会場に足を運ぶ予定。文字通り一丸となって、目の前の1勝を目指す。(西巻 賢介)

 ○…6月下旬にコーチから昇格後、1分け9敗と勝利がない入江徹監督。アウェーだった前節の横浜FC戦での敗戦後、試合会場で報道陣に対応した中野幸夫社長は、現時点で監督交代の考えがない方針を明言した。中2日で迎える名古屋戦に向け、チームは攻撃面でゴール前の連係やシュートの質の向上を目指して調整。指揮官は「結果が出せていない。全力でやって(応援に)結果で恩返ししたい」と悲壮な覚悟を示した。

 ○…名古屋は9勝8分け13敗で現在15位。直近5試合の新潟との対戦成績は4勝1敗だ。43失点はリーグワースト4位で、ペナルティーエリア内での39失点は同3位。後半の29失点はリーグ最多タイで、後半31~45分に同最多となる15失点を喫している。攻撃は30メートル未満のパスからの得点が12点でリーグ1位。個人ではデュエル勝利数、総走行距離でMF稲垣が1位と要注意だ。

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