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森保ジャパン 来年W杯へ不安残す0ー2完敗…指揮官も反省「監督としての責任は非常に重い」

[ 2025年9月11日 04:30 ]

国際親善試合   日本0ー2米国 ( 2025年9月9日    オハイオ州コロンバス )

<米国・日本>試合に敗れガックリの日本代表イレブン(撮影・西海健太郎)
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 日本代表はW杯開催国の米国にアウェーで0―2と完敗した。メキシコ戦から中2日で、約3400キロの移動と3時間の時差を伴う厳しい条件下、森保一監督(57)は先発を総入れ替えしたが、攻守ともに機能せず主力組との実力差を露呈する形となった。来夏のW杯本大会のシミュレーションと位置づけた今遠征は2戦連続無得点で1分け1敗。W杯優勝を目標に掲げる中、厳しい現実を突きつけられた。

 理想と現実のギャップは大きかった。主力が出場したメキシコ戦から中2日。日本は先発を総入れ替えして臨んだが、スコア以上の完敗を喫した。シュート19本を浴び、うち11本が枠内。GK大迫のビッグセーブがなければ4、5失点してもおかしくなかった。森保監督は「監督としての責任は非常に重い。難しい展開の中、システム変更や人の変更で選手に難しい戦いをさせてしまった」と采配の非を認めた。

 序盤は攻勢に出たが、前線からのプレスが徐々にはまらなくなりリズムを失った。DF陣に負傷者が続出する中で結成された急造3バックが耐えきれず、前半30分に失点。後半から不慣れな4バックに変更すると混乱に拍車がかかった。球際の強さ、パスや判断スピード、守備の間合いなど全てがアジアより一段階上。主力組はメキシコを内容で上回ったが、この日のメンバーは経験も実力も不足していた。

 W杯アジア最終予選で10試合30得点した攻撃も沈黙し、2戦連続無得点。日本と対戦国を入れ替え、米国に2―0、メキシコに2―2だった韓国と対照的な結果となった。日本は過去のW杯で2度の大幅ターンオーバーを実施したが、ともに零敗。森保監督は「2、3チームくらい編成できる選手層がなければ世界舞台では勝っていけない。今後も可能な限りチャレンジをしたい」と語ったが、現実は甘くなかった。

 この一戦は、メキシコ戦と同じ西海岸で行う選択肢もあったが、本番を想定して長距離移動と時差を伴う会場をあえて選択。森保監督は「W杯で勝っていくために必要な経験ができた。世界の強豪と戦って課題が出たことは個人とチームの財産になった」と強調したが、試合内容は収穫を見いだすのも難しい完敗だった。来年6月11日のW杯開幕までに残された時間は長くない。来月にはブラジルとの対戦も待つ。このままではW杯優勝など夢物語。W杯開催地での屈辱を糧にできなければ過去最高の16強超えさえ危うい。

 ▽日本代表のターンオーバー W杯では過去2大会連続で先発を大幅変更も、結果は2戦2敗でいずれも無得点に終わっている。18年ロシア大会の1次リーグ最終戦ポーランド戦はセネガル戦から6人入れ替える大胆な策に出たが0―1と不発。1点ビハインドの終盤は後方でボール回しを続けて時間を稼ぎ、フェアプレーポイントの差で決勝トーナメントに進出した。22年カタール大会のコスタリカ戦は金星を挙げた初戦ドイツ戦から5人変更も、FIFAランキングで格下の相手に0―1で不覚を取った。

 ≪森保ジャパン 2試合連続無得点は3度目≫今回の米国遠征はメキシコ戦、米国戦ともに無得点で終えた。森保ジャパンで2試合連続無得点はW杯出場決定後の最終予選3月サウジアラビア戦(△0―0)→6月オーストラリア戦(●0―1)以来3度目、同じ活動期間では初めて。10月のパラグアイ戦も無得点となれば99年トルシエ監督時代以来の3試合となる。

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