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川崎Fの高井が万感の等々力ラストマッチ アカデミー時代のDF転向を「サッカー人生の分岐点」と振り返る

[ 2025年7月6日 07:01 ]

明治安田J1リーグ第23節   川崎F 2―1 鹿島 ( 2025年7月5日    UvanceとどろきスタジアムbyFujitsu )

<川崎F・鹿島>写真に納まる川崎F・高井(撮影・西海健太郎)
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 イングランド・プレミアリーグの名門トットナム移籍が決定的となっている川崎FのDF高井幸大(20)が5日の鹿島戦でフロンターレでのプロ人生に区切りをつけた。この試合を最後に移籍を前提にした手続きと準備のためチーム離脱が決まっていた中でフル出場。「今までの成長の全てを出そうと思った」というラストマッチで首位を相手に2―1の逆転勝利を支えた。

 川崎Fには10歳でアカデミー加入。当初はFWだったが、早い段階でDFにコンバートされた。「サッカー人生の分岐点だったかな、と。(FWなら)さすがにここまで来られてないんじゃないかな」と高井。試合後に当時指導を受けた玉置晴一氏(現U―15等々力監督)ら育成時代の恩師から花束を贈られ「下手だった自分を指導してくれて凄く感謝しています」と語った。

 フロンターレでは持ち味のビルドアップにつながった「止めて蹴る」という基礎技術に加え「人としてというところを一番言われてきた」と振り返る。試合後のセレモニーでアカデミー時代の思い出に触れ「等々力でプレーするのがずっと夢で目標でした。このエンブレムとともにこの場所でサッカーができて本当に良かった」と感謝。今後に向け「もう1つの目標だった欧州でサッカーをすることに決めました。今までより高い高い壁が待っていると思いますが、ここで培ったもの存分に生かし、クラブの代表として頑張っていきたい」と力を込めた。

 ラストマッチではパスミスを相手FW鈴木に奪われて冷や汗をかく場面もあった。「今日は及第点ぐらいじゃないですかね」と苦笑しながらも「最後の90分間、凄くサッカーを楽しめましたし、このチームでプレーできて良かった」と思いをにじませた。相手は昨季まで川崎Fで指導を受けた恩師・鬼木監督が率いる首位の鹿島。今季20度目のフル出場で逆転勝ちに貢献し「今日は一番勝ちが必要だった」と息をついた。

 実現が間近に迫った海外挑戦に向け「どれだけ自分がやれるのか楽しみ。トップトップの選手になりたい」と胸を躍らせた高井。新たな一歩を踏み出す。

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