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ブレンビー移籍の湘南FW福田翔生 本拠地送別セレモニーで誓い「誰かに希望を与え続けられる選手に」

[ 2025年7月6日 21:34 ]

湘南サポーターへのあいさつ中に感極まるFW福田翔生
Photo By スポニチ

 J1湘南ベルマーレから今夏デンマーク1部ブレンビーに移籍するFW福田翔生(24)が6日、本拠地レモンガススタジアム平塚で会見し、送別セレモニーで集まったサポーターにあいさつした。

 JFLでキャリアを始め、戦力外になる苦しみを乗り越え、J1でシーズン2桁得点を挙げるまで飛躍を遂げた。サッカーを始めた幼少期から欧州CLに憧れを抱き、その夢に近づくチャンスが訪れた今夏、一方で「夏の途中にこのチーム状況(17位)で抜ける。もっと点を決めて少しでも上の順位に導きたいという思いとの葛藤はあった」という。

 ブレンビーとの交渉では「どうしても僕が欲しいと言ってくれて、熱意がすごく伝わった。(ドイツ1部フライブルクに移籍した)鈴木唯人選手だったり、5大リーグへ選手を多く輩出していると聞いた」。また「海外の貧しい子供達を助けたいという思いがずっとあった」。2つの夢に近づくため、強い覚悟で決断したと明かした。湘南は「僕の人生を変えてくれたチーム。言葉では(思いを)表しきれない」。これまで所属した今治、YS横浜にも深く感謝した。

 両親や姉らが淋しがる一方で、苦しい時期に励まし続けてくれた1歳上の兄・湧矢(東京V)には「チャンスがあるなら行ってこい。絶対できるから。翔生らしく楽しんで」と背中を押されたという。5月にはJ1の舞台で兄弟対決が初めて実現。「もう一度したかったけど、お互いに夢もある。またどこかでできたら」と願いを口にした。

 チーム屈指の人気選手とあり、セレモニーには約3000人のサポーターが駆けつけ、チャントを熱唱。横断幕で「世界に“翔”ける、今を熱く“生”きる男の戦い。命を懸けて挑み続けた福田翔生を愛し続ける」とメッセージが掲げられた。

 あいさつでは苦しかった時期を振り返り、涙で何度も言葉を詰まらせながら「誰かに希望を与え続けられる選手になります」と力強く約束。サッカーをする子供たちには「苦しいことも挫折することも、何度もあると思う。それでも夢を叶えたい、その先にいいことがあると思うなら、自分を信じて頑張るしかない。人の縁も大切に、自分しかない武器を磨いて頑張って」とエールを送った。盛大に送り出された福田はそのまま空港へ向かい、挑戦の地となる欧州へ旅立った。

 福岡県出身の福田は強豪の東福岡高から、19年に当時JFLの今治に加入。チームは翌年にJ3昇格も主力に定着できず、22年限りで契約満了となった。翌23年に当時J3のYS横浜に移籍し、前半戦だけで11得点を挙げる活躍でブレーク。同年夏に移籍した湘南でJ1初出場し、昨季は2桁の10得点を積み上げた。今季も18試合に出場し、ここまでチーム最多の4得点を挙げていた。

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