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【クラブW杯】浦和は3失点完敗 スコルジャ監督「言い訳を探すつもりはない」選手はJとの基準の差を痛感

[ 2025年6月18日 09:39 ]

クラブW杯1次リーグE組第1戦   浦和1―3リバープレート ( 2025年6月17日    米国・シアトル )

浦和のスコルジャ監督(AP)
Photo By AP

 日本勢で唯一出場している浦和は1次リーグ初戦でリバープレート(アルゼンチン)に1―3で敗れ、黒星発進となった。前半12分に先制を許すと、後半3分には連携ミスから失点。後半13分にFW松尾佑介(27)がPKを決めて1点差に迫ったが、後半28分に右CKからゴールを割られた。日本勢の対リバープレート戦は5戦全敗。第2戦は21日(日本時間22日午前4時開始)に今季欧州CL準Vのインテル・ミラノ(イタリア)と対戦する。

 クロスの精度、セカンドボールへの対応、クリアボールをつなぐ意識、ヘディングの技術。Jリーグでは体感できない日常の基準の差がスコアに表れた。浦和がアルゼンチンの名門に3失点で完敗。MF渡辺は「力の差というよりも、ピッチに立った瞬間に負けている部分があった。それが凄く悔しい。技術よりも“基準の差”を見せつけられた」と現実を受け入れた。

 立ち上がりの失点でゲームプランが崩れた。前半12分にDFアクーニャの左サイドからのクロスをFWコリディオに頭で決められて先制を許した。レアル・マドリード移籍が決まっている17歳のMFマスタントゥオノのサイドチェンジが起点のゴールだった。後半3分にはDFホイブラーテンが失点に直結する痛恨の判断ミス。バックヘッドでGK西川にバックパスを試みたが、相手FWドリウシに読まれて頭で決められた。一時は1点差に詰め寄ったが、後半28分には右CKから失点して再び突き放された。

 今季Jリーグでは21試合で20失点と堅守を誇るが、南米の強豪を相手に3失点。GK西川は「サイドチェンジのスピードが速かった。そこの質はJリーグと違う。スライドが遅くなり、ツーセンター(2人のセンターバック)が開いた間を狙われたので、速く(スライド)する意識を持たないといけない。クロスの質も非常に素晴らしかった」と課題を口にした。

 ボール支配率42%対58%、シュート数は11対13。高い位置をとる両サイドバックの背後を突き、好機をつくる場面もあった。0―2の後半13分にはペナルティーエリア内でMF金子が倒されてPKを獲得。プロ入り後初めてPKキッカーを務めたFW松尾が冷静に左隅に決め「JリーグでもPKがあれば僕が蹴る予定だったが、なかなかチャンスがなかった。蹴る方向は蹴るまで決めていなかった。GKが先に動くかもしれないので。練習通りです」と振り返った。

 黒星発進で目標の1次リーグ突破は極めて厳しい状況になった。次戦は世界的強豪のインテル・ミラノと対戦する。スコルジャ監督は「残念な結果。試合の序盤にアグレッシブにプレーしたいと思っていたが、実現できずに不満が残る」とした上で「言い訳を探すつもりはない。この経験が報われることを望んでいる」と視線を上げた。最後まで諦めずに、目の前の戦いに集中する。

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