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【欧州CL】過去最多12人参戦日本人の第1節成績は…荻原デビュー弾、古橋&大然アベック弾など快挙続々

[ 2024年9月20日 06:45 ]

<セルティックVSスロバン・ブラチスラバ>後半、チーム2点目のゴールを決め、前田(右)に祝福されるセルティックの古橋(ロイター)

 36チーム制の新方式となった欧州チャンピオンズリーグ(CL)は19日、1次リーグ6試合が行われ、第1節の全18試合が終了。過去最多12人参戦となった日本人はリバプールMF遠藤航(31)、シュツットガルトDFチェイス・アンリ(20)、ディナモ・ザグレブDF荻原拓也(24)の3人がCLデビュー。DF荻原は奥寺康彦(ケルン)、中村俊輔(セルティック)に続く日本人3人目となるデビュー弾を記録。セルティックのFW古橋亨梧(29)とFW前田大然(26)も得点を決め、計3人の日本人選手がゴールを決めた。

 今シーズン欧州CLにはリバプール(イングランド)のMF遠藤航、アーセナル(イングランド)のDF冨安健洋、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)のDF伊藤洋輝、シュツットガルト(ドイツ)のDFチェイス・アンリ、モナコ(フランス)のMF南野拓実、フェイエノールト(オランダ)のFW上田綺世、スポルティング(ポルトガル)のMF守田英正、セルティック(スコットランド)のFW前田大然、FW古橋亨梧、MF旗手怜央、ディナモ・ザグレブ(クロアチア)のDF荻原拓也、ザルツブルク(オーストリア)のMF川村拓夢という過去最多日本人選手12人が参戦。

 リバプールは敵地でACミラン(イタリア)を3―1で下し白星発進。遠藤は2点リードの後半アディショナルタイムから途中出場。31歳にしてCL初出場を果たした。シュツットガルトは敵地で昨季王者Rマドリード(スペイン)に1―3と敗れ黒星発進。チェイスは20歳でCL初出場。1点を追う後半18分から右サイドバックに入り、相対したFWビニシウスの仕掛けに必死に食らい付くなど奮闘した。

 ディナモ・ザグレブの荻原は敵地でのBミュンヘン(ドイツ)戦にスタメン起用されCL初出場。1―3の後半5分、カウンターからスルーパスに反応し、左足でシュート。相手GKの股下を抜いて1点差に迫る追撃弾。日本人の得点は前身の欧州チャンピオンズ杯を含めて12人目。今大会日本人選手“一番乗り”のゴールとなった。しかし試合は地力の差が出て2―9と大敗した。

 DF荻原に続きゴールを決めたのがセルティックの古橋と前田。まずは古橋が後半2分にチーム2点目を記録。本田圭佑、鎌田大地に並びCL通算3点目。香川真司が持つCL日本人最多得点記録まであと1に迫った。さらに後半25分には前田が旗手のアシストから待望のCL初ゴール。日本人13人目の得点者となり、大会初の日本人アベック弾を達成。“日本人ホットライン”によるゴールもCL初の快挙とトリオが躍動し、本拠でスロバキア王者スロバン・ブラチスラバに5―1と大勝した。

 スポルティングは本拠でリール(フランス)を2―0で下し白星発進。守田は先発出場するもイエローカードを受けた影響もあり、前半のみで途中交代となった。フェイエノールトは本拠でレーバークーゼンに0―4と敗戦。上田は大量リードを許した後半16分から途中出場。同28分にはゴールネットを揺らすも、その前の段階のプレーでオフサイドがあったとして惜しくも得点は認められなかった。

 モナコは本拠でバルセロナ(スペイン)を2―1と下し白星発進。南野は先発出場し前半11分に相手DFの一発退場を誘う好プレー。得点には絡まなかったが開幕5連勝と勢いに乗るバルセロナに今季公式戦初黒星をつけた。

 また、アーセナル冨安、Bミュンヘン伊藤、ザルツブルク川村の3人はケガで欠場。第1節を終え、12人のうちCL出場経験のない日本人選手は伊藤と川村の2人のみになった。

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