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日本代表 敵地でもゴールラッシュ5発完勝! 14年ブラジル大会予選以来2度目の開幕2連勝無失点で飾る

[ 2024年9月11日 02:54 ]

W杯北中米大会アジア最終予選C組   日本5―0バーレーン ( 2024年9月10日    バーレーン・リファー )

<日本・バーレーン>後半、上田2点目(撮影・小海途 良幹)
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 サッカー日本代表(FIFAランク18位)は10日(日本時間11日)、26年W杯北中米大会アジア最終予選でバーレーン(同80位)に5―0の完勝。最終予選での開幕2連勝&2試合連続無失点は14年ブラジル大会予選の12年6月以来2度目。FW上田綺世(26=フェイエノールト)が2得点1アシストと活躍。FW伊東純也(31=Sランス)も途中出場ながら本田圭佑に並ぶ代表通算20アシストを記録するなど躍動し、8大会連続8回目の出場へ向け最高のスタートを切った。

 森保監督は試合前日会見で「選手起用、戦術の幅を広げながら戦うことは考えていきたい」と先発メンバー入れ替えを示唆していたが、5日中国戦からの変更は1枚のみ。MF久保建英(Rソシエダード)に代わってMF鎌田大地(クリスタルパレス)がスタメン起用された。

 試合はキックオフ1時間前の時点で、現地の気温は体温超えの38度、湿度は89%を記録と厳しいコンディションでの戦いとなったが前半9分にいきなりチャンス到来。左サイドMF三笘薫(ブライトン)のクロスからファーサイドに走り込んだMF堂安律(フライブルク)が合わせるも、シュートは惜しくも左ポストに阻まれゴールならず。それでも同34分、鎌田の右サイドからのクロスが相手のハンドを誘いPKを獲得。

 この絶好機をFW上田綺世(フェイエノールト)が確実に決め、同37分に先制点。キッカーの上田は相手サポーターからレーザー光線を顔に受ける“妨害行為”を受けながらも動じることなく冷静にネットを揺らし、1点リードで前半を終えた。

 後半頭からFW伊東純也(Sランス)が投入されると、いきなりアシストを記録。左サイドでボールを奪い返した三笘が鎌田に落とすと右サイドを駆け上がった伊東へパス。伊東が中央へ折り返すと、上田が巧みなボールコントロールから右足一閃。強烈なシュートが左ポストに当たりながらもゴールイン。伊東は本田圭佑に並ぶ代表通算20アシストの大台に到達した。

 同16分にはMF守田英正(スポルティング)が上田とのワンツーで抜け出し追加点。3分後にも三笘からのクロスを守田が押し込みこの日2点目。さらに同36分には途中出場のFW小川航基(NECナイメヘン)にもゴールが生まれ5―0の完勝。7―0と大勝した中国戦に続く2連勝を無失点で飾り、得失点差も「+12」に伸ばし同組首位をキープした。

 同組唯一の勝ち点6とした日本は次戦10月10日(日本時間11日)に敵地でサウジアラビアと対戦へ。同15日には本拠オーストラリア戦が控える。

 ▼森保一監督「難しい状況でも選手たちが粘り強く戦ってくれたおかげでペースを握ることができた。どアウェーの中、いい準備と我慢をしながら戦うことを発揮してくれた」

 ▼上田「今日の試合も結果的に大差で勝ちましたけど、あの前半の入りもそうですし、この環境も含めてあの難しいゲームでした。前回の試合でシュートを狙えなかったので、そこで自分のチャンスメーカーとかを意識してました。チームとしても狙っていたことできたんじゃないかな」

 ▽2026年W杯北中米3カ国大会アジア最終予選 18チームが3組(A~C)に分かれ、各組2位までが出場権を獲得。3、4位はプレーオフに回る。プレーオフでは6チームが2組に分かれ、各組1位が出場権を獲得。各組2位同士で9位決定戦を行い、勝者が大陸間プレーオフに進む。最大9チームが出場権を得る。

 <W杯アジア最終予選C組順位表>
1位・日本(18)  2勝 得失点+12 勝ち点6
2位・サウジアラビア(56) 1勝1分 得失点1 勝ち点4
3位・バーレーン(80) 1勝1敗 得失点-4 勝ち点3
4位・インドネシア(133) 2分 得失点0 勝ち点2
5位・オーストラリア(24) 1分1敗 得失点-1 勝ち点1
6位・中国(87) 2敗 得失点-8 勝ち点0
※()内数字はFIFAランキング

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