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広島スキッベ監督「一番良い条件でサッカーをやらせてくれた」 中2日過密日程に皮肉たっぷり

[ 2024年9月11日 22:44 ]

天皇杯準々決勝   広島1ー2G大阪 ( 2024年9月11日    Eピース )

広島・スキッベ監督
Photo By 共同

 広島はG大阪に1―2で敗れ、2大会ぶりの4強入りを逃した。わずか4日間でタイトル2つを失ったミヒャエル・スキッベ監督の怒りの矛先は“日程”に向けられた。

 「協会側は一番良い条件でサッカーをやらせてくれるようなオーガナイズをしてくれた。代表ウイークにルヴァン杯が行われるのは通常だが、天皇杯は説明がつかないよ」。延長120分間を戦い、PK戦の末に敗れたルヴァン杯準々決勝・名古屋戦から中2日。スタメン4人を変更して臨んだが、コンディション面の不利は否めず「スタートから広島に(勝つ)チャンスがあるとは思っていなかった。G大阪への祝福の気持ちはあるが、大きな差があった」と怒り心頭だった。

 元々、天皇杯準々決勝は18日に予定されていたが、ACL出場の都合で日程変更を余儀なくされた。その中で8強まで勝ち上がっている神戸と横浜は25日開催に変更され、広島だけがこの日の開催に。25日を希望していた指揮官は8月31日のFC東京戦後にも「この決定をした人は広島サポーターじゃない人だね」と皮肉っていたが、敗れたことで怒りが増幅された格好だ。

 さらに矛先はJリーグにも向けられた。「Jリーグにも感謝しないといけない。(次は)日曜じゃなく、中2日の土曜日だ。フェアプレー、リスペクト…いつも言われているが、真逆の回答がきたと思っている。ありがとう」。次戦は敵地・鹿島戦。現在J1首位に立つが、長距離移動を伴う過密日程に、恨み節だった。

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