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味方サポが14人!?豪州指揮官 スコアレスドローに落胆もインドネシア守護神を称賛「見事なセーブ」

[ 2024年9月11日 06:00 ]

W杯アジア最終予選第2節   オーストラリア0―0インドネシア ( 2024年9月10日    ジャカルタ )

オーストラリア代表のアーノルド監督
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 サッカーの26年W杯北中米大会アジア最終予選第2節が10日に各地で行われ、日本と同じC組のオーストラリア(FIFAランク24位)が敵地でインドネシア(同133位)に0―0と引き分け。1分け1敗の勝ち点1とW杯切符獲得へ厳しい船出となった。

 アーノルド監督は試合後「(第1戦に比べ)パフォーマンスは大幅に向上したし、選手たちは頑張ったが、非常にがっかりしている」と落胆。「完全なアウェーで、ここに何人の(オーストラリア代表の)ファンがいたか数えてみたが、14人のみだった。結果はひどいものだったと感じているよ」と持論を展開した。

 またインドネシアメディアの「CNNインドネシア」は、この日5セーブを記録するなど無失点に貢献したインドネシア代表GKパエスが敵将のアーノルド監督から絶賛されたと報道。「引き分けに終わったのは、パエスがインドネシアゴールを守っていたからだ。5、6回のチャンスを作ったが、相手GKが好セーブを見せた。見事なセーブだったよ」と話したと報じた。

 さらに同メディアはアーノルド監督が敵地の異常な雰囲気に驚いていたと報道。この日スタジアムには7万人以上のサポーターが駆けつけ“完全アウェー”の状況を作り出し、アーノルド監督は「インドネシアの皆さん、素晴らしい雰囲気をありがとう。(そして)おめでとう」と互いに勝ち点1を分け合った健闘をたたえ合ったという。

 敵将からも“絶賛”されたU―21オランダ代表経験のあるGKパエスはオランダ1部NECナイメヘンでデビュー後、ユトレヒトで正守護神となり、22年1月から現所属の米国1部ダラスへ移籍。MLSオールスターに選出されるなど、同リーグ屈指のGKとして活躍。今年4月にはインドネシア国籍を取得。インドネシア代表としては最終予選がデビュー戦となったがサウジアラビア、オーストラリアといった強豪相手に1失点と奮闘。2戦連続ドローの立役者となった。

 ▽2026年W杯北中米3カ国大会アジア最終予選 18チームが3組(A~C)に分かれ、各組2位までが出場権を獲得。3、4位はプレーオフに回る。プレーオフでは6チームが2組に分かれ、各組1位が出場権を獲得。各組2位同士で9位決定戦を行い、勝者が大陸間プレーオフに進む。最大9チームが出場権を得る。

<W杯アジア最終予選C組順位表>
1位・日本(18)  2勝 得失点+12 勝ち点6
2位・サウジアラビア(56) 1勝1分 得失点1 勝ち点4
3位・バーレーン(80) 1勝1敗 得失点-4 勝ち点3
4位・インドネシア(133) 2分 得失点0 勝ち点2
5位・オーストラリア(24) 1分1敗 得失点-1 勝ち点1
6位・中国(87) 2敗 得失点-8 勝ち点0
※()内数字はFIFAランキング

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