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名古屋から移籍の日本代表MF相馬勇紀が町田練習に合流「誰も成し遂げてないことに挑戦したい」

[ 2024年7月25日 16:33 ]

町田に移籍し取材に応じるMF相馬勇紀
Photo By スポニチ

 J1の町田が4日間のオフを経て25日にチーム練習を再開し、名古屋から完全移籍した日本代表MF相馬勇紀(27)が合流した。

 チーム本隊と別メニューで体を動かした後に取材対応。「新たなチャレンジ、新たな環境でプレーしたい気持ちが強く、そこにオファーをいただいた。初昇格で史上初のJ1優勝という誰も成し遂げていないことへ進んでいく、その挑戦をしたい思いが強くなった」と決断の決め手を明かした。

 W杯カタール大会後に1年半期限付き移籍したポルトガル1部カザピアから、今月名古屋に復帰。リーグ戦1試合に出場し得点も挙げた。その中で、当初は今夏の海外再挑戦を優先に考えていたという。それでも「時間が進む中で自分の気持ちも少しずつ変わり、第一希望というかここでやりたいという思いになった」と説明した。

 日本代表選出への影響については「別問題だと思っている。日本にいてもレベルアップできるかは自分次第」とキッパリ。名古屋での20日神戸戦は「小さなケガ」で出場できずも、現在体の状態はほぼ万全だという。「ポルトガルの終盤から代表戦も含めて得点かアシストを続けられていて、自分の中で一段階グレードアップできていると思う。その通りやれば活躍できる自信もありつつ、きょうの練習を見てもここでさらにそのレベルを上げられると感じる。来たからには優勝という結果を最後に出すため、日々やることしか考えていない」と期待通りの貢献を誓った。

 この日は強化責任者の原靖フットボールダイレクター(FD)も取材に対応した。町田は今夏、相馬と同じサイドで攻撃の主力を担ったFW平河悠が海外挑戦。高額な移籍金を投じての現役日本代表選手獲得について、藤田晋社長や黒田剛監督と話し合い「優勝争いをしている中ではぜひ行きましょうとなった」と考えが一致したという。一同じシーズンに3つのクラブで公式戦出場は不可能という指摘も一部で出ていたが、開幕時期の違う海外クラブが含まれており「日本協会やJリーグに確認した」と問題はないとした。

 大型補強の一方で、開幕後に出場機会の少ない選手による他クラブへの期限付き移籍はここまで10人に上る。昨季J2優勝メンバーを含め選手がドラスティックに入れ替わっていく状況に、原FDは「昇格から上位争いまで普通3~5年くらいかかるところを1年で来ていて、そう見えるところはある」と理解を求めた。

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