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新潟・松橋監督 ブレずに貫く「どこかで迷いがあるならマインドを変えていかないと」

[ 2023年5月31日 04:30 ]

厳しい表情で練習を見つめる新潟・松橋監督
Photo By スポニチ

 J1新潟はオフ明けの30日、聖籠町のアルビレッジで6月3日のアウェー湘南戦に向けた練習を開始した。前節のG大阪戦(●1―3)で敗れ今季3度目の連敗中だが、松橋力蔵監督(54)はこれまでやってきたことを貫く姿勢を改めて選手たちに伝えた。選手たちの思いも同様で、堀米悠斗主将(28)を中心に前半戦の残り2試合で連勝ターンを狙う。

 まずはリセットさせた。練習前のミーティング。松橋監督はG大阪戦の映像の後に、まずは失点シーンについて切り出したという。「失点は個人のところ。言葉がいらないくらい本人も悔やんでいると思うし、細かいことを言うよりは“二度とするな”と」。目を覆いたくなるような3失点も反省すべき点は反省し、同じミスを繰り返さないように気持ちを切り替えさせた。

 攻撃では相手の倍の18本ものシュートを打ったが、1点にとどまった。チャンスはつくるものの、決定力を欠いている。「これまでやってきたことを続けてやっていく。積み上げていくしかない。どこかで迷いがあるならマインドを変えていかないと」とブレずに戦い抜く方針を改めて伝えた。

 この日の練習でも、パスをつなぐ練習を繰り返し、質の向上を図った。「こうやってビデオで見て、話を聞いたら試すことが大事。厳しいところにボールを入れていかないと。とにかく行動。できると思ってやれば何だってできる。やるか、やらないかだ」と選手の奮起を促した。

 堀米主将は「リキさん(松橋監督)が言っているように、やり続けるしかない。今やっていることをやめるとか、諦める選択肢はない。何もしないで次の試合を待つのではなく、しっかり修正していけば、ここからどんどん上に行けると思う」と前向きに話した。

 5月は横浜FC、柏、G大阪など下位のチームに勝つことができなかった。6月も17位の湘南、14位の京都との対戦が控える。「順位は関係ないし、相手の対応に対して自分たちが上回って、技術や工夫をもっとしていかないと。湘南、京都と勝って前半を締めくくりたい」。堀米主将はやっているサッカーが間違っていないことを結果で示すつもりだ。

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2023年5月31日のニュース