カズ ポルトガルから帰国　60歳まで現役発言は「半分冗談。実際は…」

ポルトガルから帰国した三浦知良（撮影・小海途　良幹）
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　ポルトガル2部オリベイレンセの元日本代表FW三浦知良（56）が30日、海外5カ国目の挑戦となったシーズンを終えて羽田空港着の便で帰国した。

　環境の違いにより、「初めて感じたような筋肉の疲労」にも苦戦し、計3試合に途中出場。「満足はしていませんけど、全力でやった結果」とカズ。28日の試合では約30分間のプレーでマン・オブ・ザ・マッチに選出されたが「あまり気分のいいものじゃなかった。ふさわしい選手がいる中で僕自身は断った」と裏側も告白した。

　オリベイレンセには横浜FCから6月末までの期限付き移籍。今後については「どこに行ったら一番サッカーに対して燃えられるか、情熱を全て持っていけるかを考えて次の選択をしたい」と語った。現時点でオファーは届いていないというが、オリベイレンセとも話し合いは「しています」と明かした。関係者によるとオリベイレンセ残留を望んでいるが、日本でプレーする場合はJ3のYS横浜が候補に挙がっているという。

　来月初旬からは大阪府内で自主練習を行う予定。「（最終節後に）最低でも60（歳）までやるって言いましたけど、それは半分冗談。実際は一日一日、一週間一週間、一カ月一カ月、やっていくことになる」。キングは愚直に、走り続けていく。