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横浜・宮市「鳥肌が立った」 右膝じん帯断裂乗り越え301日ぶり試合復帰

[ 2023年5月25日 04:30 ]

ルヴァン杯1次リーグ第5節   札幌3ー2横浜 ( 2023年5月24日    札幌ドーム )

<札幌・横浜>後半終了間際、シュートを放つ横浜・宮市(中央)(撮影・武田 政樹)                                                                                                                                                                                                            
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 ルヴァン杯1次リーグが各地で10試合が行われ、A組の横浜は後半37分からFW宮市亮(30)が昨年7月の右膝前十字じん帯断裂から試合復帰を果たした。試合出場は日本代表として臨んだ昨年7月27日のE―1選手権・韓国戦以来、301日ぶり。チームは2―3で敗れたが、待望の戦力が帰ってきた。横浜と名古屋がすでに8強入りを決めており、残る6チームは6月18日の1次リーグ最終節で出そろう。

 待望の瞬間がやってきた。後半37分、横浜のFW宮市がピッチに送り出されると、敵味方関係なく観客から大きな拍手が送られた。「ピッチに立った時に鳥肌が立った。札幌のサポーターもチームの垣根を越えて拍手で迎えてくれて感情的になった」と感謝した。

 2―3の後半48分にはシュートを打ったが、枠外。「あれを決めていたらいいストーリーになったんですけど」と悔しがったが、わずかな時間でも存在感を示した。

 昨年7月27日のE―1選手権・韓国戦で右膝じん帯を断裂。キャリア通算4度目の手術を受けた。手術明けの病院のベッドでは引退も頭をよぎったという。リハビリ中も「何度も心が折れた」と明かしたが、待っていてくれた仲間、サポーターのために再びピッチに帰ってきた。

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2023年5月25日のニュース