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新潟 燃える両SB長谷川&渡辺 ともに下部組織出身 アカデミーの選手のお手本になる

[ 2023年5月24日 05:30 ]

新潟の右SBの長谷川
Photo By スポニチ

 J1新潟は24日、ホームでのルヴァン杯第5節で福岡と対戦する。新潟市出身で下部組織出身の右SB(サイドバック)長谷川巧(24)と左SB渡辺泰基(24)が、4月19日の第4節・柏戦に続き、先発出場が濃厚。ゴールに直結するより積極的で攻撃的なプレーで福岡を倒す。

 地元出身のSBコンビがホームで存在感を示す。「ゴールに向かうプレーが自分の特長なのでどんどん出したい。しっかり結果を残したい」と長谷川が意気込めば、渡辺は「攻撃では大胆さを出していきたい」と落ち着いた口調で気合をみなぎらせた。

 ルヴァン杯ではここまで4試合のうち3試合で先発出場している長谷川だが、リーグ戦の出場は、先発した3日の横浜FC戦のみ。右SBはDF藤原、新井と競争が激しいだけに、実戦練習では常にゴールを狙う姿勢を見せて存在をアピールしている。「SBからのアシストがないから、もっと積極的に攻め込んでアシストしたい」と結果を出して、リーグ戦出場につなげたい構え。

 渡辺はリーグ戦4試合に先発し、体の強さを生かした守備に手応えを感じ取っている。「ボールに強くいくことや、競り合いの距離感はつかめてきた。引くのではなく、迷いなく流れが変わるように強気でいきたい」。攻撃に関しても「早いタイミングでクロスを入れたり、(相手の)陣形が整わないうちに攻め込みたい」と話している。

 松橋監督は「(渡辺)泰基はリーグ戦で特長を出せているので、これを常に出していければ。(長谷川)巧はトレーニングからいいパフォーマンスを出している。しっかりと結果を出してほしいし、出せる選手だと思っている。本当に思いきってやってほしい」と期待を込める。

 2人とも下部組織出身でクラブに対する思いは誰にも負けない。長谷川は「アカデミー出身の選手が活躍するのは大事だし、アカデミーの選手たちを活性化できる」と自分たちが手本となって新潟らしさを体現するつもりだ。

 D組首位の福岡との勝ち点差は1。勝てば順位が入れ替わる。渡辺は「残り2試合の勝利は大事。どの試合も勝つつもりでやっているし、しっかり勝ち点を取りたい」と結果にこだわり、チームを首位に押し上げる。

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