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横浜 退場者出して数的不利も2―0快勝 茶髪・西村の先制弾と永戸のスーパー直接FKで2位キープ

[ 2023年5月20日 22:41 ]

明治安田生命J1リーグ第14節   G大阪0―2横浜 ( 2023年5月20日    パナソニックスタジアム吹田 )

<G大阪・横浜>前半、先制ゴールを決め喜ぶ横浜・西村
Photo By 共同

 横浜F・マリノスはアウェーでG大阪に2―0で勝利して2位をキープし、引き分けた首位・神戸に勝ち点3差に迫った。退場者を出して10人となり、苦しい試合展開を強いられたが、2試合ぶりの白星を勝ち取ったケビン・マスカット監督は「ああいう状況になっても自分たちはずるずる下がることなく、相手に怖がらせるプレーをどんどん仕掛けていきたい。自分たちのサッカーを忘れずに、前方向に向かう。そういったところに一人ひとりの気持ちの強さが表れていたと思う。交代で入ってきた選手たちが、ただ入ってやるだけではなく、やるべきことを理解していた。勝ち点3に値する結果とプレーをしてくれたと思う」とイレブンを称えた。

 前半37分に右CKからMF西村拓真が「チームの狙い通りだった」と頭で今季3点目を決めて先制。髪の毛を黒から茶髪にして臨んだ一戦で結果を残し「気分転換です。(髪色を変えた)初陣としては良かったかな。(美容師から提案された)色はもうちょっと明るかったけど、ビビッて暗くしました(笑い)」と茶目っ気たっぷりに振り返った。

 後半14分にDF松原健がこの試合2度目の警告を受けて退場となったが、同34分にDF永戸勝也が直接FKを決めてダメ押し点。無回転のスーパーゴールが22年の横浜移籍後の初ゴールとなり「中に合わせるのが角度的に難しかった。神戸戦でも同じような形があったけど、ボールに集中して蹴ったらうまい具合に飛んでくれて、チームとしては大きな2点目だったと思う。僕自身もマリノスで初めてのゴールだったのでめちゃくちゃうれしい。左側を狙っていたので、狙い通りだった」と満足げ。西村の先制点もアシストして今季初アシストとし「セットプレーからのゴールも少なかったので、こうやって記録がついたのは凄くうれしい」と喜んだ。

 また、横浜移籍後リーグ戦初先発となったGK飯倉大樹は今季3度目のクリーンシートに貢献。「入りはめちゃくちゃ悪かった。自分のリズムを作るのにちょっと時間がかかった。久しぶりだからという緊張はなかったけど、体が重かった」としたが、10人と数的不利になった難しい試合でゴールを守り抜き「久しぶりのJリーグのゲームで、内容が良かったと思える部分は少なかったけど、まずはチームが勝てたことを今日は噛みしめたい。僕自身もチームとしても難しかったけど、勝ち切って連敗しなかったことは良かった」と充実した表情だった。

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