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J2首位町田が清水と「ほこたて」対決 黒田監督「強力なやりで刺す」GKポープ「抑えれば自信になる」

[ 2023年5月20日 21:06 ]

J2町田のGKポープ・ウィリアム
Photo By スポニチ

 J2首位の町田は21日、ホームに8位の清水を迎える。リーグ最少7失点(平均0・44点)と堅守を強みに首位を走る町田、同最多の33得点(平均2・06点)と爆発的な攻撃力を誇る清水。今季J2の前半戦最大の「ほこたて」対決となる。

 清水は序盤戦の不振から秋葉忠宏監督に交代して以降、6勝2分け1敗とV字回復中。黒田剛監督は「今最も勢いのあるチームなのは間違いない。J1の戦力をほぼそのまま維持し、一つ抜けたものを持っている」と警戒する。試合展開としては「できるだけ0―0の時間を長く。相手が前掛かりになるほどひっくり返す機会も出てくる。地味でも、終わってみれば1―0で勝っている試合が理想。矛と盾だけの関係にならず、しっかりと強力なやりを持ち込んで刺せるように」と、勝利への道筋を描いた。

 今季全16試合にフル出場している最少失点の立役者、GKポープ・ウィリアムにとっては、清水は21年の大分所属時、J1出場2試合目で完封し初勝利を挙げた思い出深い相手だという。「ある意味J1チームとの戦いのようなところもある。どれだけ自分たちがやってきたことが通用するか。ゼロに抑えられれば間違いなく自信になる。チャレンジャーの気持ちで臨みたい」と意気込む。

 ポープと清水GK権田修一は都内の同じ施設でトレーニングしており、日頃から刺激を受ける存在でもある。「権田さんやJ1得点王のチアゴ・サンタナ選手がいたり、個人的にも楽しめる要素がたくさんある。自分が楽しめれば、いいプレーにつながる」と気持ちを高ぶらせた。

 町田の首位快走で注目度が高まる中で、アウェーからも多くのサポーターの来場が予想され、入場者数はJ3から再昇格した16年開幕戦の主催試合最多1万112人に迫る見込み。黒田監督は「優勝候補の一角で勢いもある相手と、闘志と闘志のぶつかり合いを見に来ていただきたい」とファンに来場を呼びかけた。

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