新潟　GK小島がつかむ10戦ぶり完封勝利＆今季初連勝

今季初の連勝に導こうと燃える小島
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　J1新潟はきょう20日、アウェーで鳥栖と対戦する。19日は聖籠町のアルビレッジで最終調整を行った。前節の横浜戦（○2―1）で4試合ぶりに先発出場し5試合ぶりの勝利に貢献したGK小島亨介（26）は、3月11日の川崎F戦（○1―0）以来10試合ぶりの完封勝利を狙う。今季初の連勝でチームに勢いをもたらす。

　コンディションの良さが確かな手応えとなって、自信がみなぎっている。前節の横浜戦は4試合ぶりの先発出場にもかかわらず、危ない場面を何度も救った。「久しぶりの試合だったけど試合勘や自分の感覚は鈍ってなかった。この1週間もさらにトレーニングを重ねてもっと良くなっているので、さらに成長したい」と頼れる守護神がより一層たくましさを増した。

　横浜戦は「最後に守れるっていうところは流れを変えるためにも大事だった」と振り返る。「ただ僕一人で守っているのではなく、チームとしてシュートコースを限定したり前線からプレスをかけているので、全員で守れているという感覚がある」とチーム全体での守備力向上を勝利の要因に挙げる。

　今節に向けては、チーム全体で守備の質を上げている。「サイドの際のところや、フリーでクロスを上げさせないようなプレスのかけ方でさらに強度を上げている」。選手同士がコミュニケーションを取りながら、より強度の高い守備の構築に余念がない。

　12位の新潟に対し鳥栖は勝ち点1差の13位。「攻守でアグレッシブだし、どんどん前に来る印象がありパワーをかけてくる感じ」と警戒を強めている。「隙あらば一発を狙ってくると思うので背後を簡単に取られないことが大事」と勝負のポイントを挙げた。「前線からしっかりプレッシャーをかけてコースを限定させて守るということが大事になる。スペースを消しながら守れば自分たちがボールを回収して主導権を握れる」。チーム一丸となって守備から攻撃へとチャンスをつくるつもりだ。

　新潟は3月11日の川崎F戦（○1―0）以来、9試合完封勝利がない。「無失点で勝ちたいが、そこを意識しすぎてリスクを負わなくなるのも嫌なので」。まずはしっかりと守り切る。その先に完封勝利、そして今季初の連勝が待っている。