鳥栖　新加入FW河田「ゴール近くにいて点を取るタイプの自分には合う」。目標は高く2ケタ得点

鳥栖に新加入し練習に初参加したFW河田
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　J1鳥栖へJ2大宮からの完全移籍加入が28日に発表されたFW河田篤秀（30）が29日、チームに初合流。練習後に取材に応じ「楽しかった。メリハリがあってレベルが高い」と充実した表情で初日の感想を話した。

　
　今季は大宮で6試合を終え出場時間は40分とプレー機会に恵まれていない中、鳥栖からオファーを受け迷わず決めたという。

　「J1のチームで鳥栖っていうびっくりするくらいのチーム。正直うれしかった」。

　J1でのプレーは21年徳島以来。これまでJ1で27試合出場3得点、J2で169試合出場45得点の実績を残すが「J1のほうが好きなサッカーという感触がある」と話す。「1対1の個々のバトルが多い感覚。目の前の相手に勝つというところだけを意識すればいいのが自分的には合っている。それでやりやすいと感じているのかなと思う」。

　川井健太監督も「得点を獲る、そういう選手ですのでそこに期待」と河田の加入を喜んだ。「河田が入ることによって他の選手が伸びる、いいものを引き出してくれることもあるかもしれませんし、いい刺激になることは間違いない」。

　河田は鳥栖への適応について「しっかりボールを持って動かしているイメージ。ゴール近くにいて点を取るタイプの自分には合うのかなという感触はある。自分のパワーをゴールに注ぎ込めるのはうれしいこと」と自信。「J1から離れていたので難しいですけど、高い目標を持つとしたら10点はFWとしてチームでプレーする以上は掲げてやりたい」。

　得点力に苦しみ開幕5戦で1勝1分3敗の15位と低迷するチームの起爆剤になれるか。河田のゴールに大きな期待がかかる。

　次戦は4月1日ホームFC東京戦。19年10月5日からリーグ戦7連勝中と相性抜群だが指揮官は「いつかは終わるもの」と冷静沈着。「中盤で奪い取る強度に注意しながら試合を進めたい」と警戒を口にした。