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新生森保ジャパンのエース証明!三笘の3分弾 頭で決めた代表戦昨年9月以来の一発「自信はあった」

[ 2023年3月29日 04:50 ]

国際親善試合   日本1ー2コロンビア ( 2023年3月28日    ヨドコウ )

<日本・コロンビア>前半、ゴールを決め喜ぶ三笘(撮影・小海途 良幹)
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 日本代表は28日、コロンビア代表と国際親善試合を行い、1―2で逆転負けを喫した。左MFで2試合連続先発したMF三笘薫(25=ブライトン)が前半3分に先制ゴールを決めるも、1―1に追いつかれて迎えた後半16分に決勝点を許した。1―1で引き分けた24日のウルグアイ戦に続き、W杯後新体制でスタートした第2次森保政権での初勝利はお預けとなった。

 ドリブルだけじゃない。0―0の前半3分。三笘が大阪の空を華麗に舞った。守田の右クロスに対し、後方からタイミングよくファーサイドに走り込んだ背番号9は、自身の身長を3センチ上回るDFムニョスをはるかに上回った。

 「素晴らしいボールが守田選手から来たので、合わせるだけだった。タイミングだけ考えて跳んだ」。出場5戦ぶりに先発した24日のウルグアイとの森保第2次政権初陣では不発。昨年9月の米国戦以来となる代表6ゴール目は初のヘディングゴールとなった。

 代名詞のドリブルが最大の武器だが、ヘディングも高い技術を誇る。ブライトンでの昨年11月のウルバーハンプトン戦で決めたプレミアリーグ初ゴールも頭。今年2月4日のボーンマス戦の決勝弾も頭で決めている。この日は得意のドリブル突破がほとんど見られなかった一方で自らが得点源に。「ヘディングはプレミアリーグでも決めているし、自信はあった。ああいう形が増えていけば、クロスが上がってくる回数が増えてくると思う。アピールになった」と新しい形をアピールした。

 A代表で2試合連続で先発するのは、今回が2度目。自身が得点に絡んだ試合はこれまで6戦無敗だったが、初めて敗れた。今合宿では、サイドバックが中に絞ってビルドアップに参加する新戦術に注目が集まりがちだが、この試合でセカンドボールを拾われて押し込まれた場面を例に挙げ、個の力を高めることも必要だと主張。「いくら組織が頑張ってもそこで収められると厳しいところもある。シンプルに一人一人のバトルで勝っていくというところが出てこないといけない。球際のところで負けてしまっている部分が多かった」と今後への課題も口にした。

 W杯で8強の壁を打ち破るべく船出した新生森保ジャパン。「世界の三笘」がこのチームを勝たせる存在となる。

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2023年3月29日のニュース