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古橋亨梧「今回は呼ばれるかなと思ったけど…」 日本代表落選に言及「まだまだ足りないのかな」

[ 2023年3月27日 20:39 ]

昨年9月のエクアドル戦に先発出場した日本代表FW古橋
Photo By スポニチ

 スコットランド1部セルティックのFW古橋亨梧(28)が、26日放送のTBS系「情熱大陸」(日曜後11・00)に出演。自身の日本代表落選について語った。

 古橋は加入2シーズン目となった今季も開幕から得点を量産。自身初のW杯出場へ期待が高まっていたが、W杯カタール大会に臨む日本代表発表前“最後の試合”となった昨年9月のエクアドル戦で先発起用されるも決定的なシーンでゴールを決められず不完全燃焼に終わった。

 すると昨年10月3日“運命”メンバー発表、スコットランドでは午前5時ながら見守るも自身の名前が呼ばれることはなく、呆然の表情。約2時間後、クラブのトレーニングに向かう車中で「監督が選んだことなんで…過去のことを言っても仕方ない。先のことを見て成長するだけなんで。良い準備をしていつ呼んでもらってもいけるように今いる場所でゴールを決めてチームを勝たせ続ける事が大事だと思うんで」とコメント。しばらく無言の状態が続くと「(雰囲気が)重いな。まぁ仕方ないですけどね」と笑い飛ばした。

 続けて番組内では昨年オフに日本に帰国していた時の映像を公開。古橋は「あまり公表してないんであれですけど、まぁ過去のことなんで実は手術してて…」と語り出し、昨年1月に右太腿の手術を受けていたことを告白。この決断により約4カ月の戦線離脱を余儀なくされたことが明かされた。

 カメラの前で手術の痕を見せた古橋は「自分のサッカー人生の未来のためを考えたら、やっぱり手術して完璧に直す。それはもう絶対にW杯に選ばれて活躍して、手術して良かったって思えるように」と意気込み。しかし、現実は無常にも落選という結果に終わった。

 懸命に前を向く古橋は“有言実行”とばかりにW杯後も得点を量産。2月5日のセントジョンストン戦では今季リーグ戦19点目となるゴールを決め、欧州主要リーグの日本人シーズン最多得点記録を更新。同28日にはスコットランド・リーグ杯決勝(〇2―1 レンジャーズ)では全2得点を挙げる活躍を見せ、タイトル獲得に貢献。今季公式戦24得点に伸ばし、16~17年久保裕也(ヤングボーイズからシーズン中にヘント移籍)の23得点を上回って日本人欧州公式戦最多ゴールとなった。

 さらに3月11日のハーツ戦でもゴールを決め、リーグ得点ランキング独走の20点目をマーク。初の得点王獲得も現実味を帯びており、第2次森保ジャパン初陣に向けた日本代表メンバー発表にも注目が集まったが、同僚のFW前田大然が選出される中でまたも落選。それでも「今回は呼ばれるかなと思いましたけど…まだまだ(アピールが)足りないのかなと思うので」とコメント。

 最後は“気落ち”する古橋を励ますように近寄ってきた少年と公園でパス交換など、一緒にボールを蹴り合う様子が映し出され「ボール1つで繋がれるんでみんな。いいっすよねサッカー」と感慨深けに語った。

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