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福岡首位キープ 終盤猛攻で2点差追いついた 湯沢のJ1初得点が貴重な同点弾に

[ 2023年3月27日 05:30 ]

ルヴァン杯1次リーグ第2節   福岡3―3柏 ( 2023年3月26日    ベススタ )

反撃の口火を切る1点目のゴールを決めた福岡FW山岸(右)
Photo By スポニチ

 福岡はホームで柏と3―3で引き分け、勝ち点を4に伸ばしてD組の首位をキープした。2点ビハインドでFWルキアン(31)のゴールで1点差に詰め寄り、DF湯沢聖人(29)が後半45分に同点弾を決めた。チームは公式戦6戦無敗と好調だ。

 福岡が終盤の猛攻で追いついた。堅守が破られ前半16分までに2点を先行される苦しい展開。同29分に山岸が公式戦2戦連発のゴールで1点差に迫るも後半22分に追加点を奪われ再び1―3の2点差になった。ただ、今季は終盤に驚異的な粘り強さをみせるチームはこの日も諦めなかった。

 同34分、山岸からのパスを受けたルキアンが1点差に迫るゴールを決めると、そこから怒濤(どとう)の攻撃を披露。試合終了直前の同45分、ゴール前の混戦から湯沢が執念の同点弾を叩き込んだ。

 「膝の上に当たった。ラッキー」と照れ笑いで振り返るゴールは自身J1初得点。「リーグ戦で取れていないので」と謙そんしながらも勝ち点1を得た貴重なゴールに「同点に追いつけてうれしかった」と目を細めた。

 劇的な同点劇でチームは公式戦6戦無敗でホームでは5戦無敗。3月を無敗で終え好調をキープ。長谷部監督は3失点に反省を口にしながらも「相手に勝ち点3を与えなかったことがグループリーグ突破につながる」とD組首位を評価した。1ゴール1アシストの山岸は「最低限の結果。勝ちたかった」と悔しさをにじませる一方で、「逆転できる自信はついてきている。攻撃もチャンスが多くできてきている」とチームの進化に胸を張った。(村田 有子)

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2023年3月27日のニュース