FC東京　長友が今季初先発も…後半2失点で初黒星　松木ら欠場で京都に0-2

＜京都・FC東京＞前半、競り合うFC東京・長友（左）と京都・佐藤
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　悲願のリーグ初制覇を目指すFC東京は4日、アウェーで京都と対戦し、0―2で敗れ今季初黒星を喫した。後半30分に先制を許すと、後半アディショナルタイムにPKでさらに失点。ボールを握る攻撃サッカーを目指す中、相手にお株を奪われる内容に、アルベル監督は「ある特定のスタイルを目指すと言えども、それに適した選手が複数離脱していると、難しい展開になることは仕方ない」と嘆いた。

　この試合はU―20日本代表に招集されているMF松木を欠いたほか、MF安部、MF渡辺がケガで欠場。出場停止の中村の代わりに長友が今季初先発を果たしたが、チームに勢いをもたらすことができなかった。後半33分に交代を告げられた長友は試合後、「お疲れさまです」とだけ言葉を残して足早にバスに乗り込んだ。

　一方、取材陣にていねいに対応したFW仲川は「相手の勢いにちょっと前半から押されてしまった。セカンドボールの争いで先手を取れなかった」と試合を振り返り、「チームとして前半からロングボールで裏を取るのか、つないで崩していくのかというのが、ちょっと個人、個人ばらばらになっていたんで、そこは改善するところだし、共通理解をもっと深めないといけない」と改善点を指摘した。

　シーズンはまだ始まったばかり。「プロとしてデビューした複数の若手選手が大胆にプレーしたことはとても称賛に値する」と話した就任2年目を迎えたスペイン人指揮官の今後の采配に注目が集まる。