J1福岡・ルキアン　2年目の手応え「期待に応えることが1番の自分の目標」ゴール量産誓う

宮崎キャンプでトレーニングに取り組む福岡FWルキアン（中）
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　宮崎キャンプ中のJ1福岡で2年目を迎えるFWルキアン（31）が3日、練習後に今季の抱負を口にした。

　J2得点王として加入した昨年はリーグ戦34試合に出場し3得点。「やり方もスタイルもまったく違うチームに来て少し苦しんだ部分はありました」

　前線で存在感を放ちつつも期待されたゴールは不完全燃焼の結果となった。

　ただ、2年目となる今年は「日を重ね連携や連動にフィットすると思っています」と開幕へ向け表情も明るい。チームはフアンマ（長崎）、クルークス（C大阪）ら主力が抜け前線の顔ぶれも変わったが「新加入選手も技術もスピードもある」と新たな陣容に手応えを感じている。

　「いいコンビネーションや崩しができていると思いますし、それが開幕以降に最高の形で結果として表れればいい。昨年よりスピーディーに攻撃できるんじゃないか」


　今季については「期待に応えることが1番の自分の目標」とゴール量産を宣言。具体的な数字の指標は立てないが「チームが勝つためにどれだけ自分が献身的に仕事ができるか。何をすればチームのためになるか自分のプレーを分析して、それをひとつずつ達成すればたくさん点が生まれると思う」と意気込む。

　「今年は自分自身もすごく期待しています。非常にいいシーズンが来るんじゃないかな」。チーム戦術にも慣れたことでゴールゲッターとしての本領発揮に自信と気配を漂わせた。

　長谷部茂利監督も今季の活躍に太鼓判を押した。ルキアンの能力を「動きはずっといい。強いし、フィジカルレベルはトップオブトップ」と高く評価。「あとはボールと味方とどうするかがFWとして大事」と課題も指摘する一方で「それをできる選手」と厚い信頼を口にする。

　「彼より僕のほうが自信を持って送り出せる」。元得点王の捲土重来を予言した。