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東山2発8強 “お忍び”観戦のOB鎌田の前で 先制弾の石井「えっ…。知らなかったです」

[ 2023年1月3日 06:00 ]

第101回全国高校サッカー第4日・3回戦   東山2ー0高川学園 ( 2023年1月2日    柏の葉 )

<東山・高川学園>前半、先制ゴールを決め喜ぶ東山・石井(中央)(撮影・沢田 明徳)
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 3回戦8試合が行われ、東山(京都)は2大会連続で8強入りした。同校OBの日本代表MF鎌田大地(26=Eフランクフルト)が現地へ駆けつけた中で、高川学園(山口)に2―0で快勝。あす4日の準々決勝では同校初の4強入りを懸けて日体大柏(千葉)と対戦する。履正社(大阪)はPK戦の末、佐野日大(栃木)に敗れた。

 偉大なOBが“お忍び”観戦する前で東山は8強入りを決めた。福重良一監督は試合後に「実は、きょうは(鎌田)大地が来ていたんです」とニヤリ。選手たちにも明かさなかったといい、日本代表MFがスタンドで後輩の活躍ぶりを見届けていたことを告白した。

 鎌田の存在が選手も知らぬ間に“後押し”となったのか、開始から主導権を握った。前半1分、CKの流れからDF石井が今大会初得点となる先制点を奪った。「高川学園はいろんなセットプレーを駆使して、相手に嫌なことをしてくる。ただ自分たちもセットプレーを練習してきたので」。複数の選手が手をつないでグルグルと回る“トルメンタ(スペイン語で嵐や旋風の意)”という幻惑プレーを武器にする相手のお株を奪うような一発。これでダメージを与え、後半11分にはGKのビルドアップからMF真田が2戦連発弾で勝負を決めた。

 石井は「鎌田さんの来場?えっ…。知らなかったです。会いたかった」と驚きながら「東山からでも世界で戦える選手になる可能性を見せてくれた人。W杯は全員で見たし、刺激になります」。偉大な先輩の来訪を喜び、目を輝かせた。

 関西勢“最後の砦(とりで)”となり、次戦はJ1柏入りが内定しているFWオウイエ・ウイリアムを擁する日体大柏と対戦する。福重監督は「自分のところで精いっぱい。一戦必勝で頑張ります」と気負いはない。足元を見つめながら同校初、京都勢としては13年度大会の京都橘以来9大会ぶりの4強を狙う。(飯間 健)

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