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京都意地のJ1残留、豊川技あり先制弾も追い付かれドロー チョウ監督「もっと強くならないと」

[ 2022年11月14日 06:00 ]

J1参入プレーオフ決定戦   京都1─1熊本 ( 2022年11月13日    サンガS )

<J1参入プレーオフ決定戦 京都・熊本>J1残留を決め喜び合う京都イレブン(撮影・後藤 大輝)
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 J1参入プレーオフ決定戦が13日、サンガスタジアムで行われた。チョウ貴裁(チョウキジェ)監督(53)率いる京都はJ2熊本と1―1で引き分けてJ1に残留した。

 百戦錬磨のチョウ貴裁監督をしても、この1戦は特別だった。「僕もプレーオフは初めてだったけど、やりたくないな、と」。試合終了時は喜びよりも安どの表情がにじみ出た。

 前半39分にFW豊川が技ありシュートで先制点。ボールを持たれる展開ながらも一瞬の隙を突く“J1クラブ”の老かいさを見せた。だが「きょうの雰囲気は仕方なかったけどボールを持った時のミスは多かった」と指揮官。「いつも通り」と言い聞かせても後半は押し込まれる展開が続き、同23分にはCKから追いつかれた。試合終了間際にポスト直撃シュートもあった。大会規定によりドローでJ1残留。ただ、90分間で来年1年間のカテゴリーが決まる試合は、最後の1秒まで息をつけなかった。

 それでもサンガスタジアム最多の1万8207人の前で1年でのJ2降格を回避できた。「もっと強くならないといけない」と指揮官は強調。苦しい経験を糧に、来季はより高みを目指す。(飯間 健)

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2022年11月14日のニュース