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DF谷口彰悟の強烈なまでの覚悟「自分の鼻がどうなろうが……」 特注フェースガードを装着して練習

[ 2022年11月12日 05:21 ]

ボール回しをする谷口(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 W杯カタール大会(20日開幕)に臨む日本代表のMF谷口彰悟(31=川崎F)が11日、練習初日を終えて取材に応じた。この日は黒のフェースガードを装着。02年日韓大会で一世を風靡(ふうび)した宮本恒靖氏に続く、2代目“バットマン”としてトレーニングを行った。

 端正な顔立ちに決意がにじんだ。ポジションはセンターバック。競り合いは避けられない。5日のFC東京戦で鼻骨を骨折し、6日夜にずれていた骨を戻す手術を行った。もしW杯で衝突すれば、再び――。「自分の鼻がどうなろうが、チャンスがあればやりたい」。しかし、大舞台に全てを懸ける気持ちは恐怖心など簡単に上回ってしまう。

 「出発までに整復の処置をやってもらい、フェイスガードも向こうで作って間に合わせてもらった。痛みはあるが、プレーができないとかはない。恐怖心とかも思ったほどはなかったので、順調かなと思う」

 フェースガードは特注品で、「すごくギリギリまで要求にこたえてもらった」。もちろん違和感がないわけではない。「すごく見えづらいとかはないが、付けているストレスというか、うっとおしさはある。(装着して)初めて練習したが、慣れていかないといけない。汗もかくので、落ちてきたりとか、そのへんは対策をしないといけない」。

 自身初のW杯が目前に迫っている。「今の気持ちで言うと、できるだけ外してくというか。もう1回折れることだってあるし、それぐらいはどうってことない。た折れたらまたやればいいという感じ」。十分すぎるほどの覚悟はできている。

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2022年11月11日のニュース