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残留かかる神戸 試合前に異例の声明文「恥も外聞もなく…」もホーム3連戦初戦はスコアレスドロー

[ 2022年9月10日 21:15 ]

明治安田生命J1リーグ第29節   神戸0―0名古屋 ( 2022年9月10日    ノエスタ )

<神戸・名古屋>後半、ゴール前神戸・山口(左2人目)が激しい攻防からシュートを放つも得点ならず(撮影・後藤 正志)
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 残留を懸けた運命のホーム3連戦初戦はスコアレスドローに終わった。J2降格圏17位の神戸は、名古屋の堅守をこじ開けられず。DF菊池流帆は「残り8試合全て勝つつもりです」と口にしていたが、いきなり悔しい結果に終わった。

 気持ちは伝わった。試合開始早々からプレスを掛け、攻守の切り替えも素速かった。球際でも戦い続けた。後半12分にはMF郷家友太、同21分にはMF汰木康也が敵陣ゴールに迫った。極めつけは同41分。CKの流れからMF郷家のドンピシャヘッドはポスト直撃。跳ね返りをDFトゥーレルが右足で押し込んだが、名古屋GKランゲラックのスーパーセーブに阻まれた。

 試合前には異例の声明文が出された。「天皇杯敗戦を受け、残念ながらタイトル獲得の可能性を残す大会はなくなりました。試合後、スタンドに座り込んでいるみなさまの姿、足早にスタジアムを後にされる姿を見て、ファン、サポーターのみなさまに対し申し訳ない気持ちでいっぱいです。残り8試合、チーム一丸となり恥も外聞もなく攻守にアグレッシブにチャレンジャーとして戦っていきます。必ずや残留をつかみ取ります」。千布勇気社長名義で残留への強い意気込み、そして吉田孝行監督体制の継続を発表した。選手たちは、その思いに応えようとした。

 次戦もホームでFC東京戦。この日得た勝ち点1を意味があるものにするためにも、次こそ勝ち点3が欲しい。

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