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Eフランクフルト・鎌田 止まらん!先制ヘッドで公式戦6戦5発 「今は毎試合チャンスがある」

[ 2022年9月5日 04:00 ]

ドイツ1部   Eフランクフルト4―0ライプチヒ ( 2022年9月3日 )

<Eフランクフルト・ライプチヒ>前半、先制ゴールを決める鎌田(ゲッティ=共同)
Photo By ゲッティ=共同

 ドイツ1部アイントラハト・フランクフルトの日本代表MF鎌田大地(26)が今季リーグ戦3ゴール目を決めた。3日、フル出場したホームのライプチヒ戦の前半16分に頭で先制点を決め、チームの4―0快勝に大きく貢献。7日(日本時間8日)の欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ初戦のスポルティング(ポルトガル)戦へ弾みをつけた。森保ジャパンの攻撃陣では同フライブルクのMF堂安律(24)も決勝点。スペイン1部レアル・ソシエダードのMF久保建英(21)も途中出場から存在感を示した。

 鎌田の勢いが止まらない。0―0の前半16分だ。ゲッツェの右クロスを味方FWが頭で中に折り返し、これに頭から飛び込んでネットを揺らした。この鎌田の今季リーグ3点目が呼び水となり、チームもドイツ代表FWウェルナー擁する難敵に4発快勝。背番号15は「今は毎試合チャンスがある。コンディションもいい」と充実感を漂わせた。

 この日は4―2―3―1の左MFで先発。前半10分には味方のスルーパスに抜け出し、GKと1対1から右足でゴール右隅に流し込んだ。惜しくもオフサイドで取り消されたが、序盤からアクセル全開。何度も攻撃の起点となった。今季はこれでリーグ戦は出場4戦3発。8月のドイツ杯1回戦でも2得点を決めており、公式戦は6戦5発とまさに手がつけられない状態だ。

 森保ジャパンにとっても心強い。トップ下が本職だが、4―3―3布陣ではインサイドハーフでもプレーできることを証明済み。今季はボランチでも起用されるなど複数ポジションをこなし、さらにこの決定力の高さは日本代表にとって大きな武器となる。

 欧州リーグ制覇で一気に名をはせた昨オフには、イングランド・プレミアリーグをはじめ多くのオファーが舞い込んだ。それでも愛着の強いEフランクフルトに残留。7日からは自身初となる最高峰の舞台、欧州CLに挑む。初戦は日本代表MF守田が所属するスポルティング。「突破できるグループだと思う。2カ月後にはいいところにいるんじゃないか」。2カ月半後に迫ったW杯も見据え、さらに勢いを加速させる。

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