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日本代表MF伊東がブラジルの強さを痛感 「1対1より周りのスペースを埋める力がすごかった」

[ 2022年6月12日 12:35 ]

ドリブル突破する伊東(10日ガーナ戦)
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 日本代表MF伊東純也(29=ゲンク)が12日、オンライン取材に応じ、「枠内シュート0だったし、やっぱり差は感じた。ただ守備面でできるところはあったと思う。前の選手が攻撃のクオリティーをもっと上げないといけない」と改めて6日のブラジル戦を振り返った。

 FIFAランキング1位の“サッカー王国”との一戦で収穫と課題、そして現在地を感じ取った。「奪ったボールをもう少しシンプルに、クオリティー高く、(最終ラインの)裏へ早く攻めたいというのはあった。ただ、ブラジル戦は普通にやろうという感じだった」。ボール保持率は47・8%。戦前の予想を覆してポゼッションもでき、「ビルドアップの部分はそこまで悪くなかった。みんな落ち着いてボールを回せたし、ひとつ外したら相手が追ってこないというのもあった」と話した。

 さらに相手のスピード感などについても「あんまり感じなかった。もっと身体能力がすごい選手はいる」としたうえで「ただ、間合いの詰め方とか、1対1というより周りのカバーというか、スペースを埋める力がすごかった。そこにしか行けないという感覚があった」と強調。アジアでの戦いのように自身のスピードで相手DFを振り切ってのクロスのシーンがほとんど見られなかったことについては「早いタイミングでGKとDFの間に速くて低いボールをあげようと思って足に当たってしまった。(前田)大然や(古橋)亨梧は相手の裏に入るクロスを狙っていると思うので、高いボールというよりは速いボールで、相手の嫌なところに入れていくイメージを持っていけたら」と強豪国の攻略法を語った。

 チームは14日にパナソニックスタジアム吹田(大阪)でチュニジア代表と対戦する。伊東は10日のガーナ戦で激しいコンタクトを受けたため、大阪府吹田市内の施設で行われた11日のトレーニングには参加せずに宿舎で休養。きょう12日に練習を再開する予定で、本人も「自分的には全然問題ないと思っている」と言及した。

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2022年6月12日のニュース